12月14日のノンストップでは、嫉妬妄想にとらわれてしまう妻が取り上げられていました。その中で年下夫が浮気しているという嫉妬型妄想のケースについて事例も含めて紹介していました。詳しく教えてくれたのは臨床心理士の武藤清栄先生でした。
夫が浮気している 嫉妬型妄想に取り憑かれた妻のケース
会社員の夫と結婚した50歳女性。旦那は47歳と年下で、結婚して25年が経過。娘が独立し夫婦2人の生活をして1年が過ぎた頃。
会社にはいつも地味なネクタイをしていくのに、この日から明るい色のネクタイを選ぶようになったという。
思い返すと、夫は以前「新入社員、今年は女の子が多くて大変だよ」と愚痴っていたという。
それから、夫を注意深く調べてみると、浮気の疑いが高まっていったという。「やっぱり、若い子の方が良いんだ」と思い、娘にも相談したという。
娘に相談したが「そんなことあるわけないよ」と否定されてしまったという。誰もわかってくれないという思いから行動に出たそうです。
そして、「いい加減白状したらどうな」のと夫に直接迫ったという。しかし、夫は頑なに認めようとしないので会社にも電話をして監視し続けたという。
このような生活を3年続けたという。ある時、娘が内緒で夫が浮気しているかどうか探偵に調査を依頼。
しかし、その結果は白でした。しかし、妻はそれをまったく信用せず夫の浮気を疑い続けたという。
これに怒った旦那は離婚を申し出たということでした。
女性が妄想に陥った背景
妻が「夫は若い女性と浮気しているんだ」と思い込んだ理由は、結婚前に夫が若い女性と浮気をしていた事があり、しかも浮気相手は年下が多かったこともあるということでした。
妄想がエスカレートしてしまうタイプ
武藤先生によると、どうしても妄想にとらわれてそれをエスカレートさせてしまうタイプが存在しているとのこと。こういったタイプの人は次のような特徴があるとのこと。
- 自分の話ばかりする。
- 周囲からの評価が気になる人。
- ものをストックする人。これは、何かあったら大変ということで、心配症の人が多いという。
妄想の過ぎないようにするには
では、妄想がエスカレートしないようにするにはどうしたら良いのか。武藤先生によると、不安があれば周囲に打ち明けることで妄想を軽減できるという。
打ち明けることで仲間を作れる可能性もあり、1人で悩んでいるわけではないという安心感も湧いてきて効果的だということでした。
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