アルツハイマー病の面白い予防法がモーニングバード!で取り上げられていました。なんと、いわゆる食事法を変えるだけでだれでも簡単にアルツハイマー病を防げるかもしれない。その方法は食事の食べる順番を変えること。なぜ、順番を変えて食べることが予防法につながるのでしょうか。
アルツハイマー病の原因は急激な血糖の上昇?
アルツハイマー病は、まず、老化が影響していることは間違いないという。アルツハイマー病は、アミロイドβという悪いタンパク質が脳にたまることで発症につながっていく。
この脳の中に溜まるアミロイドβ分解してくれる働きをするのがインスリン。インスリンの働きは糖を分解するだけでなく、脳にたまったアミロイドβを外に掃き出す作用がある。脳の中でも重要な働きをしている。
さらに、外に掃き出されたアミロイドβはインスリン分解酵素で壊される。このとき同時にインスリンも破壊される。
ただ、高血糖(食べた直後に血糖値が急激に上がった状態)の状態が長く続くと、インスリンがどんどん作られる。それに対応してインスリン分解酵素もたくさん作られるので、インスリンも分解されてしまうため、結局アミロイドβの分解を阻害してしまう。
これは、糖尿病であるかどうかは関係なく、急激な血糖の上昇は認知症を発症しやすいということ。
食べる順番のポイント
血糖値の急上昇を抑えるための方法として順番を変える食事法がある。食事の順番として、最初に野菜類を食べる、次に魚、肉、そして最後に炭水化物のご飯を食べるといった順序で食べることがポイント。
これは、ちなみに、食べる順番ダイエットというのとほとんど同じやり方で、このダイエット法も血糖値の急上昇を抑えることで脂肪をつきにくくさせるといった効果が期待できる。