肝臓は沈黙の臓器で症状がでるのがかなり遅いと言われていて、4人に1人が人間ドックで異常値を示す。肝臓は2500億個からなる臓器、体重の50分の1の重さがある。駆け込みドクター!では、ナッシュという非アルコール性脂肪性肝炎とダイエット脂肪肝というのが紹介されていました。その予防策とは?
肝臓の3つの働きとは
・代謝:食べ物から摂った栄養素の貯蔵、供給
・解毒作用:アルコールや薬などに含まれている有毒物質などを無毒化する
・胆汁の生成、分泌:脂肪の分解に必要な胆汁を作り分泌する
多くの役割を果たす肝臓には大量の血液が流れ込む。1分間に1.5リットルの血。
さらに、肝臓は再生能力が高く70%切除しても元に戻る。
実は、これが落とし穴。病気が進行しないと症状がでない。気づいた時には手遅れにならないように定期的に検査する。
ダイエット脂肪肝
以前に無理なダイエットをしたことがある。例えば1ヶ月まるまる炭水化物をぬくなどのダイエット。特に急激なダイエットや偏食などが招く肝臓の病気。
それがダイエット脂肪肝
なんと、ダイエットすることによって肝臓に脂肪がついてくることがあるという。
具体的には、極端な食事制限をして体重を急激に落とすと肝臓はエネルギーである脂肪を蓄えようとする。そのため、体が痩せても肝臓に脂肪がついてしまうという。
バランスのとれた食事でダイエットをすることが対策として有効。
ナッシュ(NASH)非アルコール性脂肪性肝炎
お酒を飲んでいないのに肝臓の数値、とくにALTなどの値が異常を示している場合はナッシュ(NASH)の可能性がある。ナッシュとは非アルコール性脂肪性肝炎ののこと。
お酒をほとんど飲まない人の肝臓内に中性脂肪がたまった状態が続くことで起こる肝炎。
肝臓はアルコール(患者数250万人)やウイルスによるものが多いと思われがちですが、このナッシュの患者数は400万人を突破していると言われている。
しかも放置しておくと、肝硬変、ガンへ進行するリスクが高いという。
ナッシュの患者数は圧倒的に男性が多いが、近年女性の増加も懸念されていて50代が多い。
予防策は体重を減らすこと。ただし急激な減量は禁物。
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