寒くなると下がるものといえば、血圧。冬場は高血圧によって脳卒中、心筋梗塞が発症するケースが増える季節。40代~50代に3人に1人、60代以上だと2人に1人の割合で高血圧の人が存在している。健康カプセル!元気の時間では、血圧を1週間で下げる減塩レシピの作り方のポイントを伝授。
高血圧はまったく症状がないので気にならな方が多いが、10年、20年というスパンで考えると怖い病気になることもあるので気をつけなければならない。
1週間で血圧を下げる驚きの方法
減塩の達人で血圧コントロールの成功者の54歳女性の山本さん。
かつて高血圧で降圧剤を服用していたが減塩で降圧剤をやめることに成功。
血圧は40代で徐々に血圧が上がり始め、160、170~180台になる。この方の場合は30代ころから遺伝などが原因で血圧が高くなっていた。
自覚症状がないので放置しておいたところ、6年前に200近くまで上昇していた。これはまずいと思い、専門医のところへ駆けつけた。
高血圧患者の塩分摂取量の目標値は1日6g未満
山本さんの場合の塩分摂取量はなんと1日2g未満が限界とされた。
慣れるまではかなり大変だったという。様々なコツで乗り切ることができたという。
1食通常9g近い塩分のレシピがなんと1g未満に抑えられていた。それなのに美味しい理由は調理に一工夫を加えているところ。
血圧を下げる減塩レシピのポイント
魚料理のポイント
・素材の味がしっかりとしている食材(貝やシイタケ)をつかう
・塩分の入っている料理酒ではなく清酒をつかって煮込む
・煮えたらしばらく置いて味をしみこませる
・生姜やゆずでアクセントを付ける
お味噌汁の減塩の仕方
一口目は薄いと感じるが、2口3口と食べる内に味が深く感じてきて美味しいという。
・みそ汁は具だくさんにするのがポイント
・味噌は本来の分量の4分の1に抑える
・自分でダシをしっかりととり、仕上げにカツオ節を入れる
副菜にもコツ
・副菜には塩分排出作用のあるカリウムの多い食材をつかう。煮物に入れるといい食材はカボチャのさつまいも。カリウムが豊富に含まれているので塩分を排出してくれる。
・お酢やワサビ、オリーブオイルといった無塩の調味料を工夫してつかう。
外食の時は
外食するときは、塩分を自分で調節できるメニューを選ぶ。ざるそばや天ぷらなど。
ソースやタレはかけるのではなく、付けるようにするのも減塩のコツ。
これらの減塩メニューのコツを抑えたレシピを1週間試したところ4人中3人の方が上の血圧が10ほど下がったという結果に。きちんとした減塩メニューは血圧を下げるのには効果があるようです。
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