危険な血圧サージ 突然血圧が高くなる 55mmHg上がると注意?

ガッテンでは、普段血圧が正常値だったが突然脳卒中で倒れた男性を取り上げていました。この男性は脳卒中で倒れた原因は危険な血圧サージにあるということがわかりました。番組では、この危険な血圧サージを防ぐ方法やどのくらい血圧が上がると危険な血圧サージなるのかを紹介。

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血圧サージと危険な血圧上昇基準

75歳の男性は4年ほど前に脳卒中を患い倒れたという。この男性は朝のゴミ出しを終えて朝食を食べようとした時、箸が持てなくなったので、救急車を呼んだそうです。その日のうちに入院となったそうです。

この男性は毎日畑仕事をするほど元気で、普段の血圧も正常値だっということでした。血圧も降圧剤を飲み、減塩食をとって正常値を心がけていたとのこと。

専門家によると、この男性が脳卒中になった原因は血圧サージにあるのではないかということでした。

というのも、この男性は脳卒中になる前に、24時間血圧を測っていて、その値を調べたところ、朝の午前4時半ころから一気に血圧が上昇し最大で180を超えていたそうです。これが2時間ほど続いていたとのこと。

血圧サージとは

番組では自治医科大学教授の血圧の専門家、苅尾七臣先生がこの血圧サージについて詳しく教えてくれました。

血圧サージとは、血圧がスイングするような上昇をサージと呼ぶそうです。サージとは英語で波という意味。

人の血圧にはある程度の波がありますが、その中でも巨大な血圧の波というのがあり、これが危険なサージなんだそうです。

ある程度の波であれば短時間で元に戻るが、危険なサージが襲いかかると血圧が高い状態が長い間続いてしまうという。

サージが起きる人と起きない人では脳卒中にかかるリスクが2.5倍も違うとこと。

危険な血圧サージの基準

ある程度人の血圧にはサージ(波)がありますが、ここで、危険を表す基準があるとのとのこと。

それは50mmHgを超える血圧の急上昇は危険な血圧サージだということでした。

血圧をあげる日常の行動

番組では、6人の血圧が正常な人で、24時間測ることができる血圧計を用いて10日間測定して検証して血圧をあげる行動をしらべていました。その結果が次のとおりでした。

  • 寒さ(寒暖差)で9mmHgの上昇
  • 階段を大急ぎで上ることで19mmHgアップ
  • 緊張で20mmHg上昇
  • 通勤(小走りして)9mmHgの上昇
  • トイレのいきみで12mmHgアップ
  • 月曜日で19mmHg上がった。会社が始まるストレスなど
  • 深酒で20mmHg上がる(明け方に)
  • 喫煙で21mmHg上昇
  • コーヒーで8mmHg上昇

特に、起床時は20mmHgも血圧がアップしていました。これらの動作が重なって、血圧が50mmHgを超えて下がらない状態になってしまうととても危険だということでした。

朝は血圧が下がりにくくなっているので、これらの血圧をあげる原因を少しでも減らすようにすると脳卒中のリスクが減るとのこと。

血圧サージを防ぐ方法は運動

血圧サージによるリスクを減らす方法のひとつには、血管を柔らかくすることも大切だという。これには有酸素運動が効果的とのこと。

ウォーキングなどの有酸素運動によって血管内に一酸化窒素という物質が放出されて血管が柔らかくなるとのこと。

また、肥満体型の人はベルトを緩めることでも血圧サージを防ぐことができるとのこと。また、家の中ではスリッパを履くやストレスなどには5秒で1回の深呼吸をすると効果的とのこと。

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