たけしの家庭の医学では、心臓の老化の新原因として心臓老化タンパク質のアンジオポエチンL2を取り上げていました。このアンジオポエチンL2の分泌をへらすためには、座る時間を減らして、最低でも1時間に1回は立ち、伸びをすることでこのタンパク質をへらすことができるそうです。
心臓老化のタンパク質 アンジオポエチンL2
心臓の老化タンパク質について詳しく教えてくれたのは熊本大学医学部の尾池雄一先生でした。
心臓老化が起きると、血液を全身に送るポンプ機能が衰えてしまう他、心不全などの心疾患にもかかりやすくなるとのこと。
この心臓老化の原因の一つには加齢があるとのこと。さらに、近年発見されたのが心臓老化タンパク質のアンジオポエチンL2でした。
このアンジオポエチンL2が増えすぎると心臓の筋肉に作用してそのポンプ機能を衰えさせてしまうんだそうです。
また、このアンジオポエチンL2というタンパク質は全身から分泌されるタンパク質で、皮膚から過剰に分泌されるとシワの原因になったり、血管の中で増えすぎると動脈硬化の原因になったりするとのこと。
心臓の周りに脂肪が溜まると増えやすい
この心臓老化タンパク質はどういった人に増えやすいのか気になるところ。
それは、心臓周囲脂肪といって心臓の周りに脂肪が溜まっているとこのアンジオポエチンL2が過剰に分泌されやすくなるとのこと。
座りすぎると心臓の周りに脂肪が溜まりやすくなる?
では、心臓の周りに脂肪がつく原因はなんなのか気になるところです。
その原因は、実は座りすぎにあるということでした。
ちなみに、番組で登場した1日のうちで10時間以上座っているという女性は、アンジオポエチンL2の分泌量が高く、心臓の年齢も70代という結果になっていました。
1時間に1回立ち上がり背伸びをするだけで改善
番組では、座り過ぎを防いで、アンジオポエチンL2の分泌を減らし、さらに心臓周囲脂肪も減らす方法を紹介していました。
その方法は2つでした。
一つは、1時間に1回椅子から立ち上がるようにすること。
2つ目は、立ち上がった時に背伸びをすること。
この2つのことを実践するだけでもかなり効果があるということでした。
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