健康カプセルゲンキの時間では認知症がテーマでした。その中で認知症予防に効果的なエクササイズ、ツーバックしりとりのやり方を紹介していました。詳しく教えてくれたのは認知症治療に詳しい東京医科歯科大学特任教授の朝田隆先生でした。
ツーバックしりとりのやり方 認知症予防に効果的
朝田先生によれば、認知機能の衰えを防ぐためにできるエクササイズがあるとのこと。
それがツーバックしりとりでした。
- まず何人かで集まりしりとりを順番にしていきます。
- しりとりを続けてある人のところでストップがかかります。
- その時、ストップがかかった人は二人前の言葉を思い出して答えます。
ツーバックしりとりの目的
このツーバックしりとりによって、デュアルタスクといって同時に二つのことをやることになり認知機能改善に役立つとのこと。
このツーバックしりとりの場合、自分の答えを考える事と他の人の言ったことを覚えるという2つのことを行わなければなりません。
MCI(軽度認知障害)と単なる物忘れのチェック
いわゆる認知症になる5年前にはMCIになっていると言われれているそうです。
軽度認知障害とはいわゆる将来認知症になる可能性のある物忘れのこと。
一方で単なる物忘れの可能性もあります。
朝田先生によると、MCIの可能性がある物忘れは次のようなものがあるとのこと。
- 前に会った人かどうかすら思い出すことができない。人の名前は思い出すことができなくても良いとのこと。
- 自分の昨日や明日のスケージュールが思い出せない。自分のスケージュールが管理できなくなるのはMCIの兆候の一つだということでした。
- コンロの火を消し忘れる。
- 使い慣れた家電の使い方がわからなくなる。
このような事に思い当たりがあれば、神経内科やもの忘れ外来などの専門外来を受診してより詳しい検査をしてもらったほうがベストとのこと。
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まとめ
物忘れが最近気になるという方は、日頃からツーバックしりとりなどデュアルタスクを行っていると予防になるようですよ。
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