女子マラソン元日本代表の原裕美子さんが窃盗症という精神疾患にかかっていることを会見で明らかにしました。原元選手がその原因の一つとして上げたのが摂食障害でした。バイキングでは、窃盗症と摂食障害の因果関係について取り上げていました。
窃盗症と摂食障害の関係とは?
クレプトマニア医学研究所所長の福井さんによると摂食障害と窃盗性は非常に合併しやすい病気だという。双方の患者とも善悪の判断はできるが行動のコントロールができないとのこと。
実際に併発している患者は多いということでした。統計によるとこの合併率は15%から25%にもなるという。
他にも摂食障害は、薬物中毒やうつ病、アルコール依存などの病気を引き起こす原因になることもあるそうです。
摂食障害では年間に1000人に1人が亡くなっているとのこと。
選手時代に摂食障害
原さんは2010年の北海道マラソンで優勝し、その大会後に摂食障害で治療入院します。そして2014年に現役を引退。
その3年後の2017年に万引きをして逮捕され、9月に窃盗症と診断を受けました。
原さんが摂食障害になった背景には現役時代の厳しい練習があったそうです。
現役時代の厳しい生活
原さんの現役時代は厳しい状況だったそうです。1日4回の体重測定がありちょっとでも基準を超えていたら怒ら
るそうです。
また、夕食後は1人だけエアロバイク60分をやらされたり休日も1人だけ朝練と体重報告、また監督に財布を預けさせられたりされたとのこと。
このようなことから摂食障害に陥ってしまったとのこと。
感想
マラソンの現役時代の厳しいトレーニングによって摂食障害になり、その合併症で窃盗症になる。
度が過ぎたトレーニングの弊害があとになって出てきたパターンですね。
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