植物を使った心の病やリハビリテーション、認知症の治療が注目を集めているという。植物を育てたり、直接触れたりすることでこれらの病の治療の手助けになる園芸療法があさイチで紹介されていました。動物療法というのは聞いたことがありますが、同様に植物を使った方法もあるようです。
園芸がすぐに病気を治すということでなく、植物にふれて心がほっとする、ウキウキするといったような体験をすることで楽しみながら心や体を健康にするという効果が園芸にはあるそうです。
こういった効果を福祉や医療に役立てていくのが園芸療法と呼ばれるものなんだとか。
どうやって園芸療法を行っているのか?
番組では、園芸療法を教えている学校が紹介されていました。ここでは、園芸療法のスペシャリストを養成しているという。主な内容は、植物の育て方だけではなく、園芸を医療や福祉の現場に役立てる方法など。
この学校に作られた庭は、花や草に手を伸ばしたくなるような仕掛けが施されているという。認知症の方への仕掛けとしては、アサギリソウなど手で触れるととても気持ちが良い植物が植えられている。
実際に触れることで、脳にもいい刺激が伝わるという。
その他、ラベンダーやミントなど香りを楽しめる植物を手に触れたりなど、様々な工夫がなされているという。
認知症だけでなく、心の病にも対応しているという。例えば、庭園のベンチで耳を澄ますことで葉が風によって揺らされ音を聞くことで心を穏やかにしてくれる。
とにかくリラックスできる空間が保たれている。
さらに、花壇の高さを変えることでリハビリテーションにも応用しているという。ちなみに、兵庫県にある景観園芸学校というところで園芸療法を学ぶことができるそうです。
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