痛風予備軍(高尿酸血症)も動脈硬化のリスクがある? ためしてガッテン

痛風やその予備軍が動脈硬化・心筋梗塞で命を落すリスクが高まるというのが最近の研究でわかってきているという。痛風と動脈硬化・心筋梗塞がどうつながるのか気になるところ。ためしてガッテンでは、痛風予防のための尿酸値を上げないポイント、治療法などが紹介されていました。

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動脈硬化・心筋梗塞を引き起こす痛風

番組では、ある痛風にかかった男性の症例が紹介されていました。

63歳男性の症例

43歳の時痛風になる。かなりの激痛。病院へ運んでもらい痛み止めをもらい、なんとか普段の生活を取り戻す。その後、病気を襲う。それが、心筋梗塞。血管の太い血管が閉じてしまったという。手術でなんとか一命を取りとめる。

痛風で心筋梗塞がなぜ起きる?

このかたは、心筋梗塞の原因となる高脂血症、糖尿病、喫煙という生活習慣や疾患が見当たらなかった。だから医師は尿酸値が心筋梗塞の引き金になったのでは? と疑ったという。

男性の場合、尿酸値の基準値7を大きくうわまわり、痛風になり治療でガクンと下がり、また上がり、薬の治療で基準値を下回るようになった。痛風の痛みは最初の2回だけだった。ちなみに、その後の尿酸値は高かったようです。

しかし、その後、痛風の痛みもなく心筋梗塞で倒れてしまう。

実は、痛風の痛みを感じる方は全体の1割しかいないという。この痛みを感じないが、尿酸値が高い、痛風の予備軍こそがこの動脈硬化・心筋梗塞のリスクがあるという。それは、本人に自覚症状がないからです。

なので、尿酸値を上げないようにすることが大切。

痛風と心筋梗塞の関係

ちなみに、痛風と心筋梗塞・動脈硬化の関係は、マウスの実験レベルでのお話だそうです。具体的なことはあまり良くわかっていないとのこと。ただ、尿酸値の高いマウスの血管では、尿酸が血管に入り込み炎症を引き起こして動脈硬化と同じ現象引き起こしていました。

尿酸値を下げるには?

痛風予防には次の3つの事を考える必要があるという。

・果糖を控える:果糖は体の中で代謝される過程で尿酸値をあげる原因になる
・アルコールを控える:アルコールも分解する過程で尿酸がでる
・ダイエットをする:肥満だと尿酸を排泄する量も減ってしまう。

プリン体から尿酸が作られるのはなんと4分の1。
残りの4分3は新陳代謝やエネルギーの燃えかすから出ているという。尿酸のほとんどがなんと食べ物などではなく、体から作られているということ。なので食事のプリン体ばかりを気にしていても尿酸値は減らない可能性がある。

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