とくダネ!では大掃除を行う達人を紹介していました。大掃除というと年末ですが秋におこなうからこそメリットがあるとのこと。具体的な秋掃除を行うメリットや秋に大掃除する人が増えている理由、そして秋掃除のやり方のコツとは。詳しく教えくれたのはでした掃除の達人の上原好志子さんでした。
秋こそ大掃除したほうが良い理由
都内のマンションに3人で暮らすIさん。この日、家事代行サービスにお願いしたのは家の大掃除。季節はまだ秋です。換気扇やお風呂の床、網戸まで一気に片付けるつもりだという。
番組では、Iさんに秋(10月)に代行業者に掃除を頼んだ理由を聞くと、「年末だと窓とか掃除する時にコート着ながらしなきゃいけない…」ということでした。
家事代行業者によると、10月など秋はけっこう掃除の依頼の件数が増える時期だという。
秋の大掃除(秋掃除)メリットとポイント
続いて番組では大掃除の達人の上原好志子さんと一緒に家族4人で暮らすご家庭に行って秋掃除のコツやメリットなどを紹介していました。まずは、秋掃除のポイントについてです。
繁殖するカビを秋にたたく
浴槽周りなどのカビ、今年の夏は例年以上に雨がふってカビが繁殖しやすい状況だという。だからこそ今掃除しておくことがポイントだという。
達人が浴槽周りのカビを撃退するために使ったのは液体の塩素系漂白剤。水をかけた後に漂白剤をかけてまつこと30分。ブラシでこすればしっかりと落ちるとのこと。
達人おすすめのブラシは車の洗車用のブラシだということでした。
洗剤を使い分ける
次に水500mlとクエン酸大さじ1杯を混ぜて弱酸性の洗剤を作っていました。先ほどの浴槽の壁などは塩素系の漂白剤をつかい、蛇口や石鹸カスなどの汚れは弱酸性の洗剤を使うと効果的とのこと。
ただ、浴槽のカビ退治と水あか掃除は日を開けて行ったほうが安全とのこと。同じ日に行うと洗剤が混ざり合いガスが発生することもあるので避けること。
ダニの死がいや糞は秋に処理
カーペットのダニ。今のうち(秋)にとっておくとアレルギーの発生を抑えることができるという。この時期は、アレルギーの原因となるダニの糞や死がいがたくさんいるとのこと。その他のカーペットのダニ掃除のコツは次のとおりでした。
- 掃除機はむらなくかけます。
- アルコールのウェットシートを使い拭きます。これでカーペットを拭けば、ニオイも除菌もできるとのこと。
寒くなる前に網戸汚れをたたく
年末の冷え込む時期にやるより、秋にやったほうが良いのが網戸の掃除。水400mlに対し、ひとさじの台所中性洗剤を混ぜたものを網戸に塗ってまつこと五分。
濡れた雑巾で拭き取ればバッチリと汚れが取れるとのこと。
油汚れは秋にたたく 寒くなると落ちにくい
換気扇などの油汚れを落とす作業は冬などの寒い時期に行うと油が落ちにくいという。なので、秋に行うと良いとのこと。
換気扇などの掃除に使う洗剤の種類はアルカリ性のものを使います。それ以外のものは汚れが落ちないとのこと。
換気扇などは、このアルカリ性の洗剤を使って60度のお湯でつけ置き洗いをすると良いそうです。30分ほど浸けたら割り箸、歯ブラシなどを使って洗い落とします。
まとめ
つまるところ、秋に掃除した方が良い理由は、冬になると油汚れは寒さのために落ちにくい、秋にダニの糞や死がいが増える、カビは夏の雨の多さから繁殖しやすいため。年末の掃除を少し繰り上げて行うメリットはあるかもしれません。
あるいは、これらの項目は秋に行い、残りのところは年末に行うという分けて行うと年末の大掃除が楽になるので便利かもしれませんね。