チコちゃん叱られるでは人と分かれる時に使う、さよならという言葉についてその理由について取り上げていました。さよならという言葉を普段使っていますがこのさよならの意味を知っている人はあまりいないようでした。詳しく教えてくれたのは鎌倉女子大学の竹内整一先生でした。
さよならの本当の意味
そもそも、このさよならという言葉にはある意味が込められているとのこと。
それは「これまではこうだったんだから、そうであるならばこの後は。。。ね」という意味が込められているとのこと。
さようならは実は接続詞だった
先生によるとさようならという言葉は、「さようであるならば」という意味の「さらば」「さようならば」という接続詞だったそうです。
でも別れの時に使われるのはなぜか
さようであるならばという接続詞であるということはわかりました。
しかし、なぜこの接続詞が別れの時に使われるようになったのかというと、源氏物語などの古典でも使われているように別れのシーンで「さらば。。。」と使われることが多かったためだということでした。
つまり、「さらば」「さようならば」は別れをイメージするようにになり、「さようならば、別れましょう」という文書の別れましょうとさようならばのばが省略されて、さようならになったと考えられているそうです。
さようならは使う場面で意味が変わる
例えば、小学校の校長先生が生徒にさようならという場面では、「きょうも一緒に楽しく過ごせましたね、さようであるならば明日もまた元気に来るんだよ」という意味になるとのこと。
熟年離婚の際に言う「さようなら」の意味は「いままであなたは全く変わろうとしなかった、そうであるならば、明日からはそれぞれの人生を楽しんでいきましょうという意味が込められているということでした。
接続詞を別れ言葉に使った理由
これは、日本人の忖度文化によるところが大きいとのこと。つまり、日本人ははっきりと物事を言わずに状況を察し合うことを好む傾向にあるということでした。
まとめ
日本語は深いですね。の一言です。