世の中に数多く存在するダイエット法、有名人たちのダイエット法は効果があるのか、所さんの目がテン!の再放送で、倖田來未さんがやっていた夜遅く食べないダイエットが紹介されていました。夕食を普段より早めに食べる事がポイントですがさらにダイエットの効果を高めるためのポイントがあった。
夜遅く食べないダイエットのやり方
番組では夜遅く食べないダイエットに6人が挑戦。2週間のダイエット合宿をしてその効果を検証する。
ダイエットの1日の流れ
午前8時から開始
起床してから何も食べてない
朝8時半に朝食
6人には事前に1週間全ての食事を撮影、平均摂取カロリーを計算、もちろん間食した分のカロリーも考慮して18時までに日常生活と同じカロリーを摂取してもらう。
出されたものは完食しなければならない。
気を紛らわせるためにパズルを6人で行う。
12時になったところで昼食、そして1時頃に散歩。もちろん事前に普段の1日平均の歩数をカウントした分だけ運動することになっている。
17時に食事。この日はステーキにライス。それぞれの平均摂取カロリーの範囲内。
18時になり絶食タイムになる。明日の8時までは食べられない。14時間の絶食タイムが続く。
11時に消灯。お腹が空いて寝付けない人もいた。
夜遅く食べないダイエット理由
BMAL1という脂肪を溜め込むたんぱく質が関係している。
このたんぱく質は1日のうちに増減している。
このBMAL1の数値が高くなる時間こそが脂肪が一番良く合成される時間。
BMAL1の数値が高くなる時間は18時から24時、さらにはAM1時から2時にかけて一番高くなる。
つまりこれらの時間帯に食事をすればその分だけ脂肪がたまりやすい。
逆にこのBMAL1の活動が活発の時に食べなければ脂肪がたまりにくいので太りにくいということになる。
1週間でどのくらい減っているのか
80.7kg→78.5kg
121.7kg→119.5kg
88.7kg→87.9kg
91.9kg→91.3kg
78.6kg→78.1kg
51.2kg→50.6kg
結果はなんと6人中4人が1kgも減らすことができなかった。
やっぱりダイエットには効果がないのか。
血糖値を見る必要があった
血糖値の推移
通常の食事をすると食後30分で血糖値が急激に上がる。その後の血糖値が下がる過程で血中の糖は脂肪になる。
18時に食事を終わらせても、ちょうどBMAL1の数値が上がり始める時間帯とかぶってしまうので、これだけだとダイエット効果が少ない。
散歩を夕食後に行った時の効果
1週間目はさほどダイエットの効果がなかったので、昼食後にやっていた
散歩の時間を夕食後に行う
ことにした。もちろん時間をずらしただけで散歩の運動量は増やしていない。
夕食後の散歩を続けて1週間後の結果
78.5kg→75.5kg→マイナス3.0kg
119.5kg→115.1kg→マイナス4.4kg
87.9kg→84.6kg→マイナス4.1kg
91.3kg→88.1→マイナス3.2kg
78.1kg→75.0→マイナス3.1kg
50.6kg→46.8→マイナス2.8kg
歩く時間を変えただけで驚くほどやせることに成功した。
食べた後すぐ、血糖値が上がり切らない内に筋肉を使い、血中の糖を使わせると
血糖値が急激上昇を抑えるだけでなく、脂肪の合成も抑えられる。
つまり、夕食を早く食べても、ゴロゴロとしていては効果がないという事が解りました。