快食療法というダイエット法がある。この快食療法の特徴は好きなモノを好きなだけ食べてもダイエットができてしまうという驚きのダイエット法。これを考案した方は婦人科・内科の専門の医師で横倉クリニックの横倉恒雄院長。脳疲労を解消させるのがダイエットのポイント。このネタは主治医が見つかる診療所で取り上げていました。
快食療法のやり方とは?
快食療法を行なうには五感を正常にする必要がある。現代人のほとんどは感覚器が鈍くなっている。それを解消させるためまず五感を意識してもらう。
・どこかに外出した時に風はどこから吹いてきたかを感じる
・アロマオイルを取り出しそのにおいを感じ取る、自分の好きな香りを感じ取る
・1分間目をつぶってどんな音がしているのかを感じる
①朝は食べずに、黒砂糖入りドリンク。先生の朝は黒砂糖を入れたコーヒーからはじまる。黒砂糖には純粋にブドウ糖が入っていて、その他にミネラル、ビタミンが入っている。これがとても脳にいいらしい。現代人は夜に食べるので、朝にお腹が空いていないことが多いのも理由。
②必ずお腹が吸いてから食事を摂る。お腹が空いている時に食べる方が脳は満足感を得る。
③美味しいと口にする。この言葉を発することで満足感もアップして脳にも良い。
④小腹が空いたら甘いモノを間食する(午後3時)
⑤好きなモノを食べたいだけ食べる。
脳が健康になると、体に必要な量だけ食べるようになるという。
快食療法は脳疲労を貯めこまない!
先生もはじめは運動だけで痩せようとしていたという。その結果10年くらいで10kgはやせることができたという。しかし、その結果、ダイエット停滞期に入ってしまってなかなかやせることも、中性脂肪を減らすこともできなかったという。運動によるダイエットの限界を感じる。
横倉医師はもともと脳が専門だった。脳を健康のターゲットに変えた。注目したのが脳のメカニズム。
通常脳にストレスを感じると、防衛本能が働き、リラックスさせるために食欲が増進して代謝が下がる。このため肥満になってしまう。
自然界で太った動物というのはいない。それは、本能のままに食べているから。ここにヒントがあった。本能のままに食べることで脳が満腹感を得て、ストレスが減り自然と健康になっていく。
これこそが快食療法
快食療法の効果
かつて横倉先生自身が体重80kgの肥満体だった。中性脂肪の基準値は150ml/dl以下なのに対して、当時は1200ml/dlで基準値の8倍以上もあったという。
それが現在では体重60kg、中性脂肪も60ml/dlと30年前とは見違えるほどに数値が改善している。
47歳の女性は、快食療法で60kgから55kgの減量に成功している。
快食療法を実践した方は、なんと97%の確率でダイエットに成功している。