アンビリバボーではウラル工科大学10人が亡くなったディアトロフ峠事件の60年後に明らかになった真相について取り上げていました。その真相解明のポイントはヘアピン渦という自然現象でした。
ヘアピン渦がディアトロフ峠事件の原因
ディアトロフ峠事件についてはいろいろな説がありますが、有力な説として支持されているのが何らかの自然現象によるものでした。
ジャーナリストのアイカー氏はアメリカ海洋気象庁の気象学の専門家ペダート博士と面会。
そこでアイカー氏はディアトロフ峠事件の現場の写真を博士に見せました。そこは、学生たちがテントをはった場所です。
ペダート博士によると、その場所の写真を見るなり、ヘアピン渦ができるのには理想的な地形だということでした。
ヘアピン渦
ヘアピン渦とは、強い風が半球状の障害物にぶつかる時にできる特殊な渦のこと。
渦の形がヘアピンに似ているためヘアピン渦と呼ばれているそうです。
ちなみに、このヘアピン渦の気象現象としての観測例は非常にすくないとのこと。
ヘアピン渦は、周囲の地形に凹凸がなかれば無いほどパワーが強力になり風速が実際の3倍にもなるとのこと。
そして、風が強くなると竜巻になるということでした。
テントとヘアピン渦の関係
実際にテントは飛ばされていないので、ヘアピン渦でできた竜巻とは関係がないように思えますが実は関係があるとのこと。
この竜巻は風速45mあり地響きを伴っていたとのこと。さらに、超低周波音を伴っていてこれがテントの中にいた学生に恐怖を与えてパニック状態を起こしたのではないかということでした。
この恐怖に耐えきれず薄着でテントから出ていって事故に巻き込まれたのではないかということでした。
まとめ
このディアトロフ峠事件は、火の玉説とか宇宙人説までありました。でも自然現象で説明がでる事件でもあったということでした。