10月29日ガイアの夜明けでは、トライアジア・ミッションコンプリート研修・キャリア制社員といった新たな人材活用の手法がしょうかいされていました。3つの活用手法のまとめは次のとおりです。
キャリア制社員
夢を追いながら働くことができる、キャリア制社員という制度がタマノイ酢にはあるという。キャリア制社員とは5年間限定で働きながら夢を追いかける制度。この制度のメリットは社会人経験を積みながら夢を追いかけることができること。また、給与は月に20万円前後。福利厚生は正社員と同じ。
このようなキャリア制社員は2割ほどいるという。キャリア制社員は残業や休日出勤はなし。これも、夢を追いかけるため。
この制度は社長自ら考えた。5年ごとに入れ替わっていくので社内にフレッシュさがでるというメリットもあるという。
ミッションコンプリート研修
多くの企業ではグローバル社員を育成しようと考えているが、なかなか志望者が集まらない。海外赴任が嫌われる理由は次のようなもの。
・語学力に自信がない
・生活面で不安
・魅力を感じないなど
そこで、グローバル社員を育成するためのミッションコンプリート研修というのがある。
ミッションコンプリートとは、新興国で日々課題に取り組む研修で費用は一人50万円(5日間)。これまでに23社、93人が参加して9割が海外志向になったという。
食品会社の例
とある食品製造メーカーは海外の売り込みを強化していく方針。しかし、海外勤務志望者は10%以下そこで、ミッションコンプリートという研修制度に参加させることにした。
ミッションコンプリート研修に二人の社員がベトナムに送り込まれることに。
他社の社員と合同で研修を受ける。5日間毎日与えられる指令。
現地の50人以上のナマの声を聞いて調査をするというミッションを与えられる。しかし、ことばが通じない。日本語ができる学生に強力を得る事に。そして、アンケート用紙を現地の言葉で書いてもらった。
それをコピーして、書いてもらって回収、分析。でも、全然ダメだった。
次のミッションはベトナム人をランチに誘うこと。ベトナム人向けのレシピを作ってもらう。原価計算もちゃんとやってもらう。1回めのミッションが全然ダメだったせいもあり、本腰を入れて取り組みなんとかクリアすることができた。
最後のミッションは自分の会社のCMを作るというもの。こちらも、なんとかクリア。現地のエキストラを集めて自社のCM作りを成功させた。
参加した従業員は、海外で何かためしてみたいと感じたという。ミッションコンプリートの効果はあったようです。
トライアジア
大手企業をやめた人たちが集まってビジネスをやっている。カンボジアというとGDPの成長率は7%を超えている。そんな発展途上の国で、20代なかばで大手企業のキャリアをすてて若者たちが集う。彼らが所属するのはトライアジアグループという会社。
トライアジアグループは2012年7月に創業。わずか1年でクラウド事業や設計施工、物流、自動車整備まで10の事業を展開している。
これらの事業を、20代なかばの若者たちが責任者となって事業を経営および運営していく仕組み。
大手飲食チェーンで働いていた方は、このトライアジアグループで飲食事業の責任者となって、ファミレスやラーメン屋などの事業展開している。
不動産関係の営業マンをしていた方は、人材紹介業を立ち上げる。カンボジアの最大求人サイトになってしまった。このようにチャンスや仕事のやりがいを求めてやってくる人も多いという。