心臓病ともの忘れが関係しているという最新の研究があるという。実際に飲食店を営む女性は、注文を受けてもすぐに忘れてしまうという症状に悩まされていた。それを放置していたところ、ある日突然、失神を起こし倒れてしまって病院で心臓病と診断される。このような心臓病を見分けるポイントが脈とびという症状。危険な脈とびの見分け方とは? ためしてガッテンで詳しく説明していました。
脈とびとは?
もの忘れの原因は心臓病にある場合があるという。それは、心臓の脈が停止してしまう、いわゆる脈とびという症状のひとつによってもの忘れも引き起こされるとされている。
70代の女性のケース
この方はてきぱきとした性格。4ヶ月前に異変が生じる。聞いた注文が頭から抜け落ちる。さらに、注文品をどこのテーブルに届けていいのかわからなくなってしまったという。そのため、接客ができなくなる。歳のせいだと放置していたら、ある日、突然の失神で倒れてしまう。その後に自力で病院へ行き心臓が悪いと診断される。
この方は、脈とびが起こり失神を起こしてしまった。脈とびが起こったときは心臓は活動を停止している。そのため、様々な症状が起こる。
脈とびの症状 もの忘れなど
脈とびしている時間の長さに応じて次のような症状が出る場合があるという。
3秒:冷え、物忘れ、冷え、疲労、息切れ
5秒:めまい
7秒:失神
脈とびでもの忘れが起こるのは、脳に血流がしっかりと運ばれないため。
危険な脈とびの見分け方
危険な脈とびの見つけ方は、脈を計ること。人差し指の延長線上を別の手の指3本で押さえると脈を計りやすい。
・脈飛びが3秒以上続く(脈拍計などで計ることができる場合)
・1分間の脈拍数が40回以下なら注意
※ただし、スポーツをしていて、スポーツ心臓の持ち主なら、1分間に40回以下の脈拍でも正常。
異変を感じたら循環器内科に行ってみる。
脈拍の正常値は1分間に60~100回であれば概ね正常とのこと。
危険な脈飛びの治療法とは?
薬やリハビリで治るような病気ではないという。必要なのは、ペースメーカーという電気信号を作る機械。
手術は局所麻酔で1時間から2時間ほどでできるという。