2021年9月15日放送のあさイチではやめ家事についてとりあげていました。一人ひとり事情が違うので、やめ家事を見つけることは難しい。そこで登場したのがイクルスという考え方。
イクルスとはECRSの頭文字からとってそう呼ばれています。ECRSのE(Eliminate)は無くす、C(Combine)はまとめる、R(Rearrange)は順番や場所を変える、S(Simplify)はより簡単にするという意味です。
イクルスは工場や生産現場で使われている考え方。
家事も作業なので、この考え方が使えるとのこと。詳しく教えてくれたのは知的家事プロデューサーの本間朝子さんでした。
イクルスでやめ家事を見つける方法
番組では、ある主婦の生活に密着して、その作業の数を洗い出しイクルスに基づいてやめ家事を見つけて家事を楽にできるようにしていました。
なんと、主婦の方が行っていた1日の作業項目は180個もありました。野菜をカットする、盛り付ける、子供を迎えに行くなどなど。
実際にイクルスを使ってやめ家事をした例は次のとおりでした。
E(Eliminate)無くす
毎回保存容器から野菜を取り出して盛り付けをしていた。そこで、保存容器ごと食卓に出してトングなどで、各自野菜を盛り付けてもらうようにした。
C(Combine)まとめる
昼食、夕食など毎回野菜をカットしている。そこで、昼食を作るときに夕食の分の野菜も一緒にカットしておくことにしました。
R(Rearrange)順番や場所を変える
家族で食事のさい、足りない食器を毎回台所へ取りに行っていた(箸やスプーンなど)。そこで必要な食器をテーブルにまとめて置いておくことにしました。
このようにイクルスで作業をまとめたり、減らしたりすることで40以上もの項目をへらすことに成功していました。
知的家事プロデューサーの本間朝子さんの書籍