冬にかく汗が一番臭いというのをご存知でしょうか? また、乾燥口臭という口がカラカラになった時に発するニオイ。これらは冬に多い悪臭の原因の一つ。健康カプセル!元気の時間では、冬の汗、乾燥口臭の対策法がテーマ。
冬にかく汗は臭い?原因と対策法
冬の汗が臭い原因
夏にかく汗に比べて、冬にかく汗のほうがニオイを発するという。それはなぜなのか?冬だからこそする重ね着にも原因があるという。
番組では4人の方に厚着で温かい部屋で汗をかいてもらう実験をしていました。室内温度は37度、湿度65%の設定。10分後皆さんは汗だくに。そして汗の成分を測定。
これらの汗から冬ならではの特徴がわかる。2人はナトリウムとクロールの値が非常に高いドロっとした汗。もう2人はナトリウムとクロールが少ないので、さらっとした濃度の汗。
ナトリウムやクロールの値が低い汗は、夏にかくさらっとした汗であまりニオイはない。逆にミネラル分が多い汗は細菌が繁殖しやすく臭いを発生させる。
冬は夏に比べて汗をかく機会が少ないため、汗腺機能が低下している。そのためミネラルを多く含んだ濃度の高い汗が出やすい。
汗に含まれるミネラルが多いとそれだけ細菌のエサになり、ニオイも発生する。
重ね着をしていて、電車などに乗ると温度調節ができなくてドバっと汗が出てしまうことがありますが、そういった汗が臭いやすい。重ね着が臭いの原因となる理由は、体温調節をうまく行えなくするため。
冬のドロッとした汗の対策法
冬でもさらっとした汗をかいていた人は、ランニングを週5でやっていたり、毎日の運動習慣がある人。運動して汗をかくことで汗腺機能が正常に働きさらっとした汗をかくことができるようになっていた。
乾燥口臭の原因と対策
続いて冬の臭いの原因その2は乾燥口臭。乾燥口臭は、乾いた口から出てくる臭い。硫黄系の臭いが特徴。原因は冬の乾燥と多忙によるストレス、緊張によって唾液が減少することによる。
唾液には口腔内を浄化するリゾチームが含まれている。本来ならリゾチームが細菌の増加を抑えニオイの発生を防ぐ。
緊張や乾燥でリゾチームが減少すると細菌が繁殖して硫黄系のニオイが発生する。
乾燥口臭の対策
口が渇くということは唾液が出ていないということ。唾液を出す体操などで唾液の分泌を促すことで口の乾燥を防ぐ。
・水で口をゆすぐように、口をふくらませたりへこませたりする。
・パ行を連呼することも唾液を促す。