2月9日のがっちりマンデー!!では、立ち食いそばの儲かりの秘密が紹介されていました。そこで注目を集めていたのが嵯峨谷という立ち食いそば屋。その他にも名代富士そば、名代箱根そば、ゆで太郎という有名な立ち食いそば屋の儲かりの秘密も特集していました。
嵯峨谷の十割そばが安い理由
嵯峨谷は都内に5店舗展開している立ち食いそば屋さん。特徴は十割そばを280円という低価格で提供している。
十割そばはそば粉100%なので作るのにも手間がかかるはず。それなのにこの値段は驚き。
この低価格で提供できる理由は、押し出し式製麺機で十割そばを簡単に作ることができる点にある。こねたそばをセットしてそのまま茹でる。
また、電動の石臼でそばの実から製粉している。通常の粉で仕入れるよりも、ぬき実から仕入れた方がコスト削減ができる。こういったことから280円でも儲かる。
その他の鉄板立ち食いそば屋の儲かりの秘密
名代富士そば
名代富士そばは東京23区に101店舗を展開している。
この創業者が次のような仕組みを作った。
・24時間営業は、セブンイレブンより3年前に行っていた
・生麺から茹で始めた
・セットメニューを出す。ミニ丼とそばのセットなど。
つゆはこだわりがある。
マシンで作る。
そば粉40%、小麦粉60%の麺を使用している
安くてうまいだけじゃない儲かり戦略
儲かる店舗は場所が命、サラリーマンの多いところを選ぶ。
渋谷だけでも8店舗もある。同じ店舗で自由競争させている。101店舗を6社に分けて管理させている。6人の経営者がいることになる。グループ内がライバル。
メニューもある程度オリジナリティを発揮できるようにしている。
ゆで太郎
ゆで太郎は1994年創業、首都圏を中心にに136店舗展開している
一番のウリは店内で粉から製麺する。
そば粉55%小麦45%のオリジナル麺を使用。
もりそば、かけそばが260円と値段が安い。
駅から離れたところにある。駅から徒歩5分くらいはかかる。
駅前で展開するより家賃が半分以下に抑えられる。
狐そば、たぬきそば、うどんがない!それは売れないからなんだとか。
徹底したデータ戦略。
覆面調査をしている。店の評判のデータも取る。そしてランキング。「いらっしゃいませ」があったかどうかなど30の項目をチェック。年間900万円を使っている。接客にも力を入れている。
名代箱根そば
名代箱根そばは日本で一番お客が多い立ち食いそば屋。小田急線沿線に52店舗を展開。
そば粉30%、小麦粉70%の小田急オリジナル生麺を使用。
抜きん出て儲かっている店舗がある。
朝は出勤途中のサラリーマンで大混雑。
箱根そば新宿店では1日に2600人のお客さんが利用しているとか。
その分スピードが要求される。そのため、どんぶりはメニューから外されているという、オプションはおにぎりか稲荷のみ。徹底した分業体制で対応している。
このように東京は立ち食いそばの激戦区となっていて、他の店舗と差別化させることはもちろんのこと、価格競争力も付けなければ太刀打ちできない状態になっている。