コレステロール値が高いと動脈硬化や脳梗塞の危険が高まるという常識は過去の話になりそうです。これら血管の病気にとって最も大切なのは悪玉コレステロールと善玉コレステロールの比率が大切だという。これをLH比というそうです。主治医が見つかる診療所ではこのLH比とその基準値、LH比の改善方法が紹介されていました。
LH比とは
LH比とは、善玉コレステロールと悪玉コレステロールの比率のことで、最近になってこの比率こそが注目されるべき数字だとして話題を集めている。それ故に、この比率が健康診断の結果で反映されていなケースも多い。
LH比の基準値
気になるLH比は自分で求めることもできる。LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールの数値がわかれば次の式から簡単に求めることができる。
LH比=悪玉コレステロール÷善玉コレステロール=2.0以下
このLH比の値は2.0が標準とされていて、これを超えると動脈硬化、脳梗塞の危険が高くなると考えられている。
LH比の改善法
もし、LH比が2.0以上ある場合は、分母の善玉コレステロールの値を増やすか、分子の悪玉コレステロールを減らすなどをしてLH比を下げる必要がある。
このことを踏まえたLH比を下げる方法は食事と運動によるものがある
悪玉コレステロールを下げる食事を摂る
・もずく、昆布、ワカメ、ひじきなど食物繊維を多く含む食材を食べる。食物繊維は腸からコレステロールの吸収を抑えてくれる。
・ブロッコリーを食べる。SMCSとういアミノ酸が含まれていて、悪玉コレステロールの排泄の促進をする。
・豆腐、納豆などの大豆製品にはサポニンが含まれていて悪玉コレステロールを分解する働きがある。
・青魚など。不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを減らす働きがある。
【送料無料】ここが知りたい!コレステロールを下げる新常識 [ 板倉弘重 ] |
インターバル速歩で善玉コレステロールアップ
善玉コレステロールを増やす方法としては運動がある。インターバル速歩というウォーキングが高齢者に注目を集めているという。
ややキツイ早歩きを3分間、そしてゆっくりと3分間を1セットとして1日に5セット行い、1週間に4日行うと効果的とのこと。
善玉コレステロールが増える理由:ややキツイと感じる運動を3ヶ月から5ヶ月行うと善玉コレステロールが上がってくる。きつい運動をすると肝臓での代謝が高まり善玉コレステロールをたくさん産生するという。つまり有酸素運動が善玉コレステロールアップには効果的ということです。