新しいタイプの大腸がん注目されているという。その大腸がんは肉眼では見つけることがほとんど不可能で特殊な染料で腸を染めることで発見が可能なんだとか。また、検便が大腸がんの早期発見の決めてになることも事実だという。ためしてガッテンでは検便や新しいタイプの大腸がんの情報が紹介されていました。
新しいタイプの大腸がんとは
大腸がんというと内視鏡検査でみつかる良性のポリープとは違っている。しかし、良性のポリープはその1割ががん化することが分かっているという。
そのために、内視鏡検査及びそのときの治療でポリープを切除することが推奨されているという。
ここに新たなタイプのガンの存在があるという。大腸からは、便を排出するために分泌される粘液が作られている。その粘液を出す役割を杯細胞(さかづきさいぼう)というのが担っている。
この杯細胞が増殖することで起こるガンが新たなタイプのガン。特殊な染料で大腸を染めることでその姿がはっきりとわかるという。目視ではなかなか発見できないのが特徴。ポリープのように隆起しているわけではなく、大腸鋸歯(きょし)状病変といって粘液に病変がうまくかぶさり発見を難しくしている。
大腸鋸歯病変というのは以前から注目されていたそうですが、それががん化するかどうかは不明だったため今までの治療では切除することはしなかったという。
しかし、これが新タイプのガンの原因になる可能性があることから最近の内視鏡治療ではこのような病変も切除するようです。
検便の回数が大腸ガンの発見のポイント
40歳以上になると各自治体で検便を受ける機会が与えられる。ただし、自治体によって案内法や制度が異なっているので詳しい内容は自治体のホームページなどを参考にすると良いそうです。
その検便の大腸ガンの発見率は
なんと45%…しかありません。
でも発見率をアップさせる方法がありました。それは検便の回数を増やすこと。
検便を2回…70%
4回…91%
6回…97%
自治体の検査や会社の健康診断や人間ドックなどで検便の回数を増やすことで実際に大腸ガンの早期発見の確率が高まるという。