セロリが嫌いな方は、そのニオイや味がきついということで嫌になるようですが、セロリの葉をうまくつかうとスープにコクや深みがでるという。番組ではセロリの葉を使ったスープの味をワンランクアップさせる方法のほか、なぜセロリが嫌いになるのかということも紹介していました。
ワンランクアップしたセロリのスープの作り方
とあるフレンチレストランでのセロリの葉を使ったスープの作り方の流れは次の通りです。
- ベーコンとセロリの茎をいれてスープを作る。
- ベーコンとセロリの具を取り出す。
- セロリの葉をちぎってポットに入れ、できたスープを注ぐ。
これでワンランクアップのベーコンスープが完成。これはベーコンスープにかぎらず、いろんなスープにも応用することができる。
家庭でスープを作る場合
鍋でスープを作ったら、1本分のセロリの葉を投入して蓋をして10分蒸らせば完成。番組では特にベーコンスープというくくりはありませんでした。なので、いろんなスープに応用することができるようです。
セロリの葉をいれるとスープが美味しくなる理由
セロリの葉にはフタライド類という香りの成分が含まれている。この成分には味の深み、持続性などをアップさせる働きがある。セロリの葉にはこのフタライド類が茎の5倍多く含まれている。
セロリの好き嫌いは変えられる
番組ではセロリが苦手な大人にセロリを食べてもらう方法を紹介していました。それは、セロリとポテトチップスを混ぜてサラダにするという方法。
これで、セロリの食感に対するイメージを大幅に変化させて好きにさせるという。この方法でセロリが苦手だった人が食べられるようになっていました。
ただ、結構個人差があるみたいで、決定的な方法ではないのかなぁという印象を受けました。
好き嫌いがはっきりする理由
脳の中に扁桃体という部位がある。この扁桃体はものが口の中に入ってきた時に好き嫌いを判断する。判断材料は過去の経験。前に食べた時に楽しかったという経験をすると好きになる。でも、虫がついていたなどの経験があると嫌いな食べ物になってしまう。
さらにセロリの香りを嗅ぐと脳のなかの網様体という部位ががニオイの程度を決める。嫌いかどうかは扁桃体が判断する。つまり、大嫌い、大好きになる。セロリのニオイを煎じ薬とたとえた人は、煎じ薬の記憶とセロリがくっついてしまって嫌いになったのではないかと考えられる。