中国に住む、ジュエンさんという、後天性皮膚弛緩症に悩む方が世界仰天ニュースで詳しく紹介されていました。彼女の顔を見ると、60代後半に見えるがしかし、実年齢は27歳。これは、とある珍しい病気によってそのような老いた顔にになってしまったという。
しかも、わずか1年で60代後半の老婆のようになってしまったという。彼女にいったい何が起きたのでしょうか?
ジュエンさんが皮膚弛緩症にかかるまでの流れ
2003年、当時18歳だったジュエンさんは長男を出産。かなり幸せな生活を送っていた。しかし、突然首からあごにかけて皮膚が赤くなっていることに気づく。
子育ての日々で皮膚の赤みなど気にもしていられなかった。はじめは化粧で隠していた。
半年後、さすがにたるみがひどくなり、化粧では隠しきれるものではなかった。
病院で検査してもどこにも異常は見当たらなかった。結局原因がわからずにいた。日を追うごとに老化していく。まぶた、頬がたるんでいく。別の病院へ行くが結局分からない。首から上だけに症状がでるという症状が続く。
夫は妻のために、病院を探す。そして、この病気がわかる医師を見つける。そこで初めて、後天性の皮膚弛緩症と告げられる。
治療法は、たるんだ皮膚を引っ張る手術をする方法しかないことを知る。
皮膚弛緩症の症状と分類
・皮膚が弾力性を失い、緩み垂れる:顔以外の体に症状が出るケースも稀にある
・先天性の場合:遺伝子が原因
・後天性の場合:原因がまだ不明
・早老症とは違う。プロジェリア患者とはまた症状がぜんぜん違う。
あくまでも、皮膚だけの老化がたるみ、シワといった形で起こる病気。
なぜ皮膚がたるむのか?
なぜ皮膚がたるむのかというと、弾力繊維の主成分であるエラスチンと呼ばれるものが減るため。ベットのマットに例えると、スプリングの部分がエラスチンで、その弾力性分がなくなってしまったベットをイメージするとわかりやすいという。
治療方法とは
・たるんだ皮膚の形成手術
・時間とともに再び皮膚がたるみ緩んでくるので再び手術が必要(数年に1度)
ジュエンさんは病院で仕事をしつつ、形成手術を繰り返し元気に暮らしているという。