味を感じにくくなることで肥満の原因になったり、塩分の濃いものばかりを食べることで脳梗塞の原因なったりと味覚障害が問題になっている。世界一受けたい授業ではこの味覚障害の予防法と改善法が紹介されていました。また、なぜ味覚障害が肥満の原因になるのかについても詳しく説明していました。
肥満の原因が味覚障害と関係がある
味蕾が感じとる味は5つ。甘み、塩味、酸味、苦味、旨味
近年では第六の味覚が発見された。それは脂肪味
この脂肪の味を感じにくくなることで脂っこいものをたくさん食べてしまう事がある。口の中にCD36という脂に反応する遺伝子があり、この遺伝子が少ない人は脂っこいものを食べても物足りなさを覚えるという。
亜鉛を摂る食事療法
味覚障害で一番問題になっているのが亜鉛の不足。
亜鉛は味蕾の細胞を新しく生まれ変わらせる材料になる。
朝ごはんを抜く、過剰なダイエット、食の変化によって亜鉛の吸収が妨げられている。
亜鉛が多く含まれているオススメ食材
・大豆(なっとう、豆腐)
・牛肩ロース、200gのステーキ、1日分の亜鉛量が摂る事ができる
・カキ、1日に3つから4つ摂る
なんといってもバランスのとれた食事が大切
顔のマッサージで唾液をたくさん出す
ドライマウスになると味の物質が味蕾にうまく運ばれなくなり、味を感じにくくなる。
そこで、ドライマウスを防ぐには唾液をたくさん出す必要がある。
顎下腺がある
親指を顎の角から骨にそって前に出す(5回)
舌の前方部に唾液が溜まってくる
耳下腺
みみを両手ではさみ口に向かって押し出す(5回)
ほおの横辺りから唾液が出てくる
3ヶ月くらいやると効果がでるそうです。
自宅で簡単に味覚障害かどうかをチェック
・甘い液体
水200ccに対して砂糖5gを混ぜる
・しょっぱい液体
水200ccに食塩を2.5g入れて混ぜる
この2つの液体をそれぞれ1ccずつ口に含み味を感じるかどうかチェックする。もし感じなければ味覚障害の可能性があるという。