三重県亀山市には、幻の国産紅茶べにほまれが存在しているという。これはかつて日本でも作られていた紅茶。おじいちゃんやおばあちゃんなら知っているかもしれません。あさイチの紅茶特集では、さらに紅茶の会話力をアップさせる効果が検証されていました。
紅茶でコミュニケーション力がアップするか?
宇都宮市にある腎臓病専門の病院。ここでは昼食の時、医師や看護師などのスタッフに紅茶が振る舞われる。いつも殺伐した病院内の雰囲気を変えるために4年前に紅茶を導入したそうです
その結果、スタッフの気持ちにも余裕が出始めた。一緒に紅茶を飲むことで普段塞ぎがちな患者とも不思議と会話が弾むようになった
紅茶を勧めたのが地元で紅茶専門店を営んでいる方。病院だけでなく、学校や自治体など様々な場所で講習会を開いている中で、紅茶には会話を活発にする力があると実感するようになったという。
紅茶は会話を生みだす力があるのか
精神科医で杏林大学医学部の教授の古賀良彦先生、食品が人の脳にあたえる影響を研究している先生。
脳の血流量を量る装置を女性サポーターの方に装着
2人で紅茶を飲みながら自由に会話をしてもらう
初対面でも会話が弾む
この時、脳の会話を司る中枢が活発になっていることが確認できた。
また、しゃべろうという意欲や積極性をを司る部位の血流量も活発になっていた。
この脳の中枢が2箇所共に活発になっているということはコミュニケーション能力がアップしていると判断できる証拠になると考えられる。
先生は、紅茶の他にも緑茶、珈琲でも実験をしていた。紅茶に比べるとスタートはやはり緑茶や珈琲の血流量は低い結果になっていた。しかし、30分経過すると緑茶や珈琲も血流量は高くなった。
紅茶の場合は、時間が立つことで味と香りの成分が体い吸収されることで、脳に働きかけるのでその効果が持続する。この紅茶の香りと味の成分はコミュニケーション能力を高めるという
国産の紅茶べにほまれ
日本ブランドの紅茶が誕生している。というより復活したといったほうが正しいかもしれません。べにほまれという名前を聞いたことがあるでしょうか。今や幻の国産紅茶。
三重県亀山市にあるとあるイタリアンレストランでは市内で生産された紅茶をメニューに加えた。脂っこいものを食べたあとに合うということで人気も上々。
渋みが程よくあってまろやかな味わいなんだとか。
べにほまれは国産紅茶の木としてはじめて品種登録される。もともと明治から昭和にかけて紅茶は日本各地で栽培されていた。欧米諸国にも輸出されていた。
中でも亀山産のべにほまれは品質が良いと全国的にも人気だったという。その後、海外でも人気になる。
そして、ある農家ではべにほまれの紅茶を復活させることに成功したという。