五十肩や四十肩という症状は時間がたてば治る。そう思っていました。でもそうじゃないケースもあるそうです。ちなみに、五十肩と四十肩は同じ病気なんだそうです。両者に違いはないとのこと。五十肩を発症して病院を受診する3人に1人はこの痛みが長引く五十肩なんだそうです。
普通の五十肩との違い腱板断裂を見分けるポイント
まず普通の五十肩の症状は、腕を上げることができない、突然に痛みに襲われる、痛みで眠ることができないといった症状が典型的。特徴的なのは腕を上げることができないという点。
痛みが長引く五十肩(腱板断裂)の特徴
・痛くない方の手で持ち上げると腕が上がる。つまり自力では上げることができないが補助があると腕を上げることができるという特徴がある。
※ただしこれが全ての決め手になるわけではないとのこと。
この痛みが長引く五十肩は腱板断裂という病名が付いている。筋肉と骨がつながっているあたりに腱板というのがあり、これが切れると腱板断裂になる。
腱板断裂は場合によっては自然に治癒することはなく、ずっと痛み続ける。専門の治療が必要になる。腱板断裂の7割~8割は運動療法で回復できる。
腱板断裂の予防法
五十肩、肩こり、腱板断裂の一番の予防法は肩甲骨を柔らかく動くように保つこと。日頃から肩甲骨のまわりをほぐして動きやすくしておくことがこれらの病気の予防法になる。
番組では2つのストレッチが紹介していました。
ねこストレッチ
・四つん這いになり、背中を丸めておへそを除くように、ひじは曲げない
・天井を見上げるようにして背骨全体で反る
・肩甲骨の動きを意識して1日5回ずつ行う
現在五十肩の人は痛みが出ない程度に行う。気になる方は専門医と相談する。
ペンギンストレッチ
・ひじを伸ばした状態で肩甲骨を上下させる。しっかりと肩甲骨が動いているかを意識する。
・手を横に伸ばして、肩甲骨をを近づけたり、遠ざけたりする
・手を前に伸ばし背中を丸める、引くときは胸を反らす
・これらを1日10回ずつ行う