猛毒クラゲが被害者を襲った場所はオーストラリアにあるなんのへんてつもない穏やか川だった。しかし、その生物に触れただけでなんととんでもないことになるという。まさか猛毒クラゲがその川にいるとは思いもしなかったという。そのクラゲに刺されると激痛がはしるという。しかし、レイチェルはその記憶は痛すぎて覚えていないという。
キロネックスフレッケリに刺された少女レイチェル
2009年、オーストラリアクイーンズランド州。レイチェルさん当時10歳は、家族で夏休みにキャンプに来ていた。家から35キロ離れたカライオピー川のキャンプ場で兄と一緒にごきげんに川遊びをしていた。だが、この時、川の中に恐ろしい生物が潜んでいた。
午後4時30分、水の中で足にぬるっとした感じがした途端、レイチェルの足にかなりの激痛がはしる。半透明のひも状のものがレイチェルの足に絡みついていた。彼女を襲ったのは直径20センチはある猛毒クラゲ、キロネックス・フレッケリだった。
別名は海のスズメバチと呼ばれ世界最強クラスの毒を持つとされるクラゲ。主にオーストラリアに生息していて、その猛毒で魚をも食してしまうという超肉食のクラゲだった。
クラゲは通常、触手に刺胞とよばれる袋が何百億ともっており、その袋のなかには毒針が仕組まれていて、触手をのばして獲物に張り付くと刺胞が破裂して針が突き刺さるという仕組みになっている。
人間がこのキロネックス・フレッケリ刺された場合、全身に毒が回り5分から15分で心臓麻痺を起こす。このクラゲは通常は普通は海にいるはずだったが…何故かこの時は加工から20kmも離れた川にいた。
レイチェルの症状
レイチェルの足は火傷したような鋭い痛みが続き、さらに毒の影響でその時目が見えなくなった。
毒が全身に回り呼吸筋が麻痺し始めた。
体に絡みついた触手は安易に外すとそれに反応して毒針が発射される。
そのため下手に擦ったり、真水で洗うのは対処法としてはやってはいけない。
唯一のいい方法が食酢を患部にかける。酢は毒針が発射られるのを防ぐことができる。
酢こそがもう毒クラゲの毒からみを守る最善の方法。
オーストラリアでは海岸に酢を置いているところもある。
たまたま、老夫婦が通りかかりその老夫婦が酢をもっていた。酢をかけて触手を外すことに成功。
そのまま病院へ搬送され解毒剤を投与。レイチェルは一命を取り留めた。
クラゲに限らず毒をもった生物が海にはたくさん生息している。海水浴をする場合は十分注意をする必要がある。