2021年12月19日放送のがっちりマンデーでは、難攻不落の地元ビジネスを紹介。業界大手でも、なぜかその地域では勝てないすごい企業が存在していました。なぜ、大手に勝てるのかその理由や儲かりの秘密などについてまとめました。今回はその中でも、岐阜県高山市の地元ビジネス、さるぼぼコインについて焦点をあててみました。
岐阜県高山市と飛騨市 ひだしんのさるぼぼコイン
番組では、岐阜県高山市の訪れ、飛騨信用組合を取材。ここに大手の企業を圧倒するサービスが展開されていました。
それは、さるぼぼコインというQRコードを使った決済サービスでした。
なんと、このさるぼぼコインはPayPayがサービス展開するよりも前の2017年からスタートさせていたとのこと。
ちなみに、さるぼぼとは地元ではおなじみの厄除けの人形こと。
高山市と飛騨市では、PayPayや楽天ペイ、d払よりもさるぼぼコインが利用されているとのこと。
累積の決済額
ちなみに累積の決済額は45億円で、毎月の利用額も2億円前後あるとのこと。
どれくらいの店舗で使われている?
番組では、高山市内の200店舗を調査したところさるぼぼコインが使えるお店はなんと92軒もあったということでした。
ちなみにPayPayが使える店舗は66軒だったそうです。
さるぼぼコインが使える地域
実はこのさるぼぼコインが使える地域は岐阜県の飛騨高山地域のみとのこと。つまり、高山市、飛騨市、白川村をあわせた地域限定ということでした。
なぜさるぼぼコインが使われるのか
さるぼぼコインのポイント還元が魅力的。さるぼぼコインはチャージするたびに1%還元してくれる。
電気料金の支払いや地元商店街のキャンペーンなどでポイントがどっさりと還元される。
これらが利用される理由。
どうやって儲けているの?
どうやって稼いでいるのかというと、さるぼぼコインの加盟店が日本円に戻すときに、手数料として1.5%の手数料がかかり、これが基本的な財源になるとのこと。
さるぼぼコインの儲けは現段階では運営するのにギリギリとのこと。
地域の経済が潤うことでひだしん(飛騨信用組合)も潤うということでした。