もうすぐバレンタイン、舞台は南米のジャングル。密林に分け入り、チョコレートの主原料のカカオを探している女性がいた。それが仕事で、職業の肩書は世界で1人しか持っていないというカカオハンター。その女性は小方真弓さん。情熱大陸では、幻のホワイトカカオの発見とカカオハンターの仕事について紹介していました。
顧客には一流パティシエも名も連ねている。小方さんにしか探せないカカオを使った新作チョコレートが生まれた。
小方さんはカカオを求めて旅から旅の暮らしを続けている。
ホワイトカカオの探求
この日は、めったにお目にかかれないホワイトカカオを探していた。
チョコレートはどうやって生まれる
チョコレートになるのはカカオの果肉の中にある種の部分。果肉を入念に発酵させて種だけにする。
それが済んだら天日干しにして乾燥させる。
そうしてできたのがカカオ豆。これがチョコレートの原料になる。
ホワイトカカオはこの世のものとは思えないような味がするという。もし見つかればまったく新しいスイーツが生まれるかもしれないという。
ホワイトカカオは数が少く市場ではめったに出てこないという。
アルワコ族が住む山の中にホワイトカカオはあるという情報を得る。
野生のカカオは木々の間に散らばって生えている。
種の色は外見からはまったく判別できない。
そして、ついに幻のホワイトカカオを見つける。
ホワイトカカオは持ち帰らずに、その枝を数本持ち帰った。
別のカカオの木に接木するためだった。
こうすることで貴重な種を保存することができるという。
カカオハンターの誕生のきっかけ
小方さんは、神奈川県の普通の家庭で育つ。
探究心旺盛でのめり込むタイプ。
食に関わる仕事に興味があった。
加工用チョコレートの製造会社に入社。そこで、チョコレートの奥深さに目覚める。
貯金をためて海外へも行った。
28歳で退社して世界のカカオを目で見て回る。
そしてカカオハンターとして独立。
今はコロンビアで1人で暮らしているという。
後悔はないという。
収入の多くは日本で得ているという。
・チョコレート教室の講師
・メーカーやパティシエからの依頼をうけカカオを届ける
カカオハンターの仕事
コロンビアにはカカオの3大産地がある。
この日はアラウカ地域に向かう。
日本からの注文は気品のある大人の味がするカカオ。
アラウキータ5番という品種を選ぶ。
そして買い付けをする。
買い付けだけでなく、購入したカカオ豆を板チョコにして加工するという仕事が待っている。
板チョコにして日本に送っている。パティシエが加工しやすいようにする。
作業は丸一日がかり。
カカオハンターの仕事は本当に大変で、買い付けだけでなく加工も行わなければいけない。また、日本とコロンビアの往復などかなりの経費とかがかかってそうです。