2021年2月26日に放送されたチコちゃんに叱られるでは、イタリア料理にはトマトが欠かせない理由について取り上げていました。確かにイタリア料理にはトマトが入っているというイメージがありますがなぜなのでしょうか。答えはなんと庭師が腹ペコだったからということのようです。このことについて詳しく教えてくれたのは玉川大学でトマトを研究している田淵先生でした。
イタリア料理にトマトが欠かせない理由
そもそも、トマトの原産はイタリアではなく南米のアンデス山脈。南米アメリカから中央アメリカに広がり、1523年にメキシコを征服したスペインの艦隊によってトマトがヨーロッパに伝わったとか。そしてイタリアにも伝わったという。
しかし、当時のイタリアではトマトを食べる人は全くいなかったという。それは、マンドレイクという毒性の強いトマトに似た食べ物が存在していたからです。
腹ペコだった庭師のおかげでトマトがバズる
当時、悪魔の実として恐れられていたトマトですが、ちょっとしたことでこのトマトが当時の人達の間でバズることに。
それは腹ペコだった庭師のおかげだという。
スペインに支配されていたナポリでは、庶民はまともに食べ物を買えない生活で、庭師も例外ではありませんでした。
腹をすかせて食べるものがなかった庭師が観賞用に植えられていたトマトをみて思わず食べてしまいました。
そして、庭師たちはそのトマトを家に持ち帰り庭で育てて食べたという。
これがきっかけでイタリアにトマト文化が広がっていったとのこと。