ガッテンでは、スーパー免疫を持つというアメリカに住む女性を紹介していました。この女性は風邪すら一度も引いたことが無いそうです。その理由はスーパー免疫があるからでした。番組ではスーパー免疫をつけるための2つのポイントと交感神経にメリハリをつけることが大切だということを詳しく解説していました。
スーパー免疫になるカギは交感神経のメリハリ
運動しているときや、びっくりとした時に心臓がドキドキします。そんな時に交感神経が働いています。
この交感神経は体中のリンパ節にびっしりと絡みついていて免疫にも関係があるという。
激しい運動をしたり、ストレスが溜まって交感神経が活性化しているとリンパ球はリンパ節の中にとどまったまま血液中に出ていきません。
ところが交感神経が緩むと、血液中に出ていってウイルスと戦ってくれます。
スーパー免疫にとっては、この交感神経のメリハリがとても重要なポイントになるということでした。
リンパ球はどんな仕事をするのか
たとえば体内に風邪ウイルスが入ってきて、細胞にはいっていったとします。そこでウイルスは増殖します。しかし、リンパ球はパトロールしてウイルスを見つけると細胞ごとやっつけてくれます。これがリンパ球のしごとです。
リンパ球をリンパ節にとどめておく理由
普段はリンパ球はリンパ節というところにとどめられています。でもなぜリンパ球をとどめておく必要があるのでしょうか。
それはむしろ、リンパ球をリンパ節の中でとどめておくことで病原体について学習させているということが分かっているという。
つまり、リンパ節はリンパ球の学習の場だったわけです。
交感神経が緩むとパトロールモード
一方、交感神経がオフの状態ではリンパ球はパトロールモードになり、リンパ節から飛び出して、リンパ球は学習したことをもとに体を巡回します。
敵を見つけると攻撃をしてウイルスなどをやっつけてくれます。
スーパー免疫をつける2つのポイント
番組ではスーパー免疫をつけるためのポイントを2つ紹介していました。そのポイントは次のとおりです。
- 十分な睡眠を取る(7時間程度):睡眠は1日で最も交感神経が緩む時。睡眠中はリンパ球が増えるそうです。
- 日中にパトロールモードを作る:日中は積極的にリラックスしてこまめに交感神経を緩めてリンパ球をパトロールさせる。
このようにすることで交感神経のメリハリをつけることが大切だということでした。