世界一受けたい授業では、皮膚ガスを減らす方法を紹介していました。なんでも、皮膚ガスの中には2-ヘキセナールというようなカメムシ臭を体から発生させるものもあるとのこと。詳しく教えてくれたのは、皮膚ガス研究の第一人者で東海大学の関根嘉香先生でした。また、番組では皮膚ガスをチェックする方法を紹介していました。
皮膚ガスを減らす方法とセルフチェック法
皮膚ガスとは、オナラなどの生体ガスの一種で、体の表面から出ている300種類以上のガスの総称。子供からお年寄りまで誰の体からも出ているという。通常、このガスにニオイはないが睡眠不足や疲労などが蓄積すると嫌なニオイがするようになるとのこと。
つまり、皮膚ガスで体の健康状態を知ることができるという。お風呂で体を洗ったにもかかわらず体臭がしているという場合は病気の場合もあるとのこと。
ストレスを感じている時や疲労、睡眠不足のときなどは尿のようなニオイがするという。
これは肝臓の機能が低下することで、通常尿として排出されるはずのアンモニアが血液中で増えすぎてしまうので、全身からアンモニア臭が出てしまうということでした。
皮膚ガスをチェックする方法
番組では皮膚ガスをセルフチェックする方法として以下の10項目にいくつ当てはまるかで判定していました。5個以上当てはまると皮膚ガスによってニオイが発生している可能性があるとのこと。
- お酒をよく飲む
- タバコを吸う
- 肉や魚をよく食べる
- 香辛料を好んでよく使う
- 汗がベトベトする
- 心配性または緊張しやすい
- 普段あまり運動をしない
- 夜更かしをすることが多い
- 入浴はシャワーで済ます
- 除光液や接着剤などシンナーが含まれたものをよく使う
10番目の除光液や接着剤に関しては、呼吸して吸い込むことで、皮膚からそれが出る事があるとのこと。
2-ヘキセナールが原因で体がカメムシのニオイに?
人は時として、カメムシのニオイがする時があるとのこと。その原因は体の皮脂。その皮脂が分解されたときに出るのが、2-ヘキセナールという成分。30代女性の標準値は4.6となっています。
この値が高いと、昆虫のカメムシのニオイが体から出るとのこと。
皮膚ガスを減らす方法
加齢臭やカメムシ臭のような皮膚ガスを減らすための方法は次のとおりでした。
- 体を洗う時はゴシゴシと擦るのはNG、せっけんで泡を作り手のひらで優しく洗う。
- 汗をかく程度の運動(30分のウォーキング)をする。日頃から運動をして汗腺を鍛えていると臭い皮膚ガスが出にくくなるとのこと。
- 疲労臭を防ぐのにはしじみを摂取する。肝機能を助けるオルニチンが効果的。ぶなしめじとしじみの味噌汁がおすすめとのこと。