2021年2月26日に放送されたチコちゃんに叱られるでは、なぜガラスが割れるのか、あるいは割れやすいのかについて取り上げていました。答えを先に言ってしまうとガラスは実は傷だらけだからということでした。もちろん、製造されたばかりのガラスは傷はありません。
ガラスが割れやすい理由は傷だらけだから
傷だらけとはどういうことでしょうか。詳しく教えてくれたのは新潟・長岡技術科学大学の准教授の本間先生でした。
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そもそもガラスはどうやって作られているのか
ガラスの原料となるのは珪砂(けいしゃ)と呼ばれる砂です。この砂に炭酸ナトリウムや石灰石などを加えておよそ1600度の高温で溶かし、薄く伸ばしてから冷ますことで板状のガラスが作られます。
ガラスは非常に傷つきやすい
砂が原料のガラスですがなぜ割れやすいのか。それは傷が付きやすいからというのがその理由でした。
ガラスは使用していくうちにかんたんに傷ができます。もちろん目で見えるほどのものではなく顕微鏡で見てはじめてわかるレベルの傷です。
つまり、傷こそがガラスが割れる原因になるというのです。
なぜ傷ができるとガラスがわれるのか
その秘密は先生によるとガラスの原子配列に隠されているということでした。
ガラスの原子配列は成分が均等に並んでいます。このようなことから、外から力が加わると少ない力でかんたんに割ることができます。力が真っ直ぐに伝わるためです。
ガラスに傷があると、紙を破るときに折り目がついていると破りやすいですがそれとにたような原理が働くので割れやすいとのこと。
逆に、力の起点になるような傷がないと割れないとのこと。