第二の認知症(レビー小体型認知症)と家族の対応の仕方 ためしてガッテン

アルツハイマー型の認知症とは似て異なる新型認知症がためしてガッテンで紹介されていました。この第二の認知症はレビー小体型認知症と呼ばれている病気。早期発見と適切な治療をすることでかなり改善することがわかっているという。このような認知症もあるということを知っているとあとで役立つかもしれない。

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第二の認知症(レビー小体型認知症)の特徴

・近所を歩いていると突然道に迷うようになった。
・ぼうしなどものを置き忘れるようになって慌てて取りに戻ることが多い。
・妻が浮気しているのではと疑い始める。
・正体不明の人や不審者を見る。

こういった症状が現れるのがレビー小体型認知症。この病気の最も特徴的なものが幻視という症状。幻視というのは、妄想とは違う。本人には実際に、虫や人が見えている。他人からしてみれば、まるで幽霊をみているかのような感じなんだとか。

また、アルツハイマー病との決定的な違いは、記憶を司る海馬の収縮が見られない点。つまり、記憶するといった機能には一切影響がでないという。

第二の認知症の原因

第二の認知症は、レビー小体という物質が大脳全体、特に後頭部、側頭部にたまることで引き起こされる。視覚情報の部位と意味付けをつかさどる部分がレビー小体のせいで歪められる。そのため、ちょっとした刺激があるとそれが人の形になって見えたり、顔になって見えたり虫に見えたりする。

レビー小体型認知症を気づくポイント

・人が虫がいると訴える、空中に手をのばす、壁に話しかけるなどの行動がある
・上のような症状が急に現れては消えるを繰り返す
・筋肉がこわばって動きがおそくなる。転びやすくなるといった現象が起こる
・その他、うつ症状、便秘、大きな寝言、寝ていると布団で時々暴れる、大汗などもあるという

このような症状がみられたら、認知症疾患医療センターや地域包括支援センターなどを受診なり相談する。

もし介護することになったら(家族の対応)

家族がレビー小体型認知症になってしまったら次のようなことをなるべく心がける。

・幻視を否定しない。「虫が見えるんだね」と共感してあげる。
・本人以外には見えていないことを伝える。「お母さんには見えないんだね」などと伝える
・環境を変える。幻視が起こりやすいようなものは部屋に置かないなど。
・外に注意をそらす。おまじないをする(きれいさっぱり虫を受け取りました、手を叩いてハイおしまいなど)

その他、色々と試して良く効く方法を考えることも大切。幻視に直接てで触れさせることで消すこともできるという。

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