世界のトップアスリートやエリートが行っている究極の休息法。それは瞑想。近年、瞑想の効果が科学的に解明さたという。それは、脳を休めるための休息法だということでした。この休息法はマインドフルネスと呼ばれアメリカで人気だという。世界一受けたい授業では、脳の休息法のマインドフルネスのやり方と効果を紹介していました。教えてくれたのは元エール大学精神科医の久賀谷亮先生でした。
マインドフルネスのやり方
過労によって自ら命を絶ってしまう人が過去15年で9倍に増加。この原因は過労などのストレスによる脳の疲労。
ぐっすりと寝たはずなのに体がだるい。そんな人は脳が疲労している可能性があるという。
脳は1日のエネルギーの20%を使っている。そのため、ストレスや考えすぎることで脳がオーバーヒート。この脳回路の活動を整えるのが最高の休息法であるマインドフルネス。
悩み事があるときに効果的なマインドフルネスのやり方
悩み事がいっぱいあり頭を休ませるマインドフルネスの方法は次のとおりでした。
- 自分の体の前で軽く手を合わせます。
- そうすると、手と手の温かさを感じるので、そこに注意を集中させます。
- 手をゆっくりと上に伸ばします。
- 続いて、両手をグーにして力を入れます。
- そして元の手を合わせたポジションに戻します。
この動作の一つ一つに注意を向けます。これを10分間、1日2回以上行うと脳の休息になるとのこと。
基本的なマインドフルネスのやり方
- 背筋を伸ばして、椅子やクッションなどに浅く座ります。
- 体を少し左右にゆすります。そして体が楽になるところを見つけ動くのをストップして瞑想を始めます。
- 目をつぶり、体の感覚や呼吸を感じ、今この時だけに意識を集中させます。
- これを2週間、1日10分を2回以上行います。
番組では紹介していませんでしたが、他にもマインドフルネスのやり方があるそうです。
マインドフルネスの効果
マインドフルネスを実際に2週間実践した方は、計算問題を解いたところ、マインドフルネスをやる以前と比べると1.8倍程度正解率がアップしたという結果になりました。
この他に、睡眠の質が良くなり目覚めもスッキリするという効果を実感したとのこと。
マインドフルネスの効果には成績アップの他にも免疫力アップ、うつ病の再発防止効果、集中力アップ、記憶力のアップなどが期待できるとのこと。
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