運動を毎日、あるいは定期的にしている人はスポーツドリンクもいいですが、牛乳を飲んだ方が体づくりにはいいようです。あさイチでは、この牛乳を飲むタイミング、GT(ゴールデンタイム)があるということを紹介していました。実際に名古屋グランパスの選手たちも練習が終わるとすぐにパックに入った牛乳を飲んでいるという。
スポーツ選手が好んで牛乳を飲む理由
牛乳というと体づくりにはいいということは知られていましたが、最近では更に進んで、きついと感じる運動の後、30分以内に牛乳を飲むと筋力をアップさせるという事が研究によってわかっているという。
ウォーキング後の30人のデータ(牛乳を摂った人と摂って無い人)を比べた結果、筋肉の付き方に違いが見られたという。実際にウォーキングをした後に牛乳を飲んでいたグループの筋力の増加率が16%アップしていたという。牛乳を摂らなかったグループと比べると2倍以上アップしていた。
というのも、牛乳には、筋肉の材料となるアミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)が豊富に含まれている。
牛乳のその他の健康パワー
牛乳の筋力アップの効果により、腰や膝の痛みの改善なども期待できるという。ウォーキングの後に牛乳を飲み始めて筋力を半年で1.2倍にアップさせた方は膝・腰が楽になったという。
また、筋肉が増えることで基礎代謝量がアップして、太りにくくなる、生活習慣病の予防などにも効果があるという。
牛乳をよく飲む人は血圧が低い?
牧場で働く人たちはみな血圧が正常値。理由は、牛乳をよく飲んでいるからなんだとか。牛乳を飲むと血圧が下がる仕組みをまとめると次の通り。
血中のカルシウムが不足すると血液中のカルシウムをあげようと骨に含まれているカルシウムが溶け出す。この時、血管の一部にカルシウムが取り込まれて血管が収縮してしまう。これが高血圧の引き起こす場合があるとされている。
牛乳を飲むことでこのようなカルシウム不足が解消されて血圧が正常値をキープするようになるという仕組み。
ポイントは今の食生活に1日200mlの牛乳プラスするだけでも健康につながるという。
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