11月2日に放送されたあさイチでは歩くだけで女性の更年期障害が解消できるのではないかということを取り上げていました。ポイントになるのは血液中のDHEAという物質でした。まだ、この事実は研究段階ではっきりとはしていないとのこと。歩くだけでなく、筋トレなどをすることでもDHEAがアップすることがわかっているということでした。詳しく教えてくれたのは医師の米井嘉一先生でした。
更年期を和らげるDHEAとは?
女性は閉経が近づくと卵巣からエストロゲンが減少しイライラや肩こりなどの更年期症状が起きます。
DHEAは卵巣の上ある腎臓に帽子のようにのっている副腎から分泌されて、女性ホルモンや男性ホルモンのもとになるホルモンとのこと。
このDHEAは最終的にエストロゲンになることもあるので、卵巣以外から得られるエストロゲンのルートの一つとして考えられているそうです。
どのくらいのウォーキングでDHEAを増やすことができるのか?
なんでも、ウォーキングのような単純な運動をするだけでもこのDHEAという物質を増やすことが可能なんだとか。
米井さんのグループの研究では、運動習慣の無い40歳前後の女性11人を対象に週に3日、1回あたり40分のウォーキングをしてもらったところ、2ヶ月後に女性たちの血中のDHEAの量が平均で22.9%アップしたそうです。
イライラや肩こりなどの更年期の症状が和らいだということでした。