チコちゃんに叱られるでは、眠くなってしまうとなぜ目をこすってしまうのかについて取り上げていました。なんでも目の周りにはミュラー筋というものが存在していて、それが全身を目覚めさせることにつながるそうです。詳しく教えてくれたのは信州大学医学部特任教授の松尾清先生でした。
眠くなると目をこする理由 ミュラー筋を刺激するため
先生によると、眠くなってまぶたをこすったときにまぶたの中のミュラー筋をこすっていることになるとのこと。
ところで、ミュラー筋は、目の中にあるまぶたを動かす筋肉の先端にある筋肉のこと。
ミュラー筋の大きさは縦2センチ、横3センチほどの小さな筋肉。
このミュラー筋が全身を目覚めさせるスイッチになっているとのこと。
ミュラー筋で全身が目覚める
ミュラー筋が引っ張られて刺激を受けたり、振動を受けたりすると脳が覚醒して交感神経が緊張して心臓がドキドキして全身の血流が増え全身が目覚めるとのこと。
私達は、自然と眠くなったときに目をこすることでミュラー筋を刺激して眠っている全身の筋肉を目覚めさせようとしていたわけですね。
わずか2センチのミュラー筋で目覚める
なぜ、そんな大事なスイッチがまぶたの中にあるわずか2センチの筋肉にあるのか。
それは、遠い我々の祖先が狩りで獲物を捕る生活していたころ、獲物を捕まえるときに大きく目を見開いて狙いを定めます。
この大きく目を見開いたときにミュラー筋が引っ張られます。
つまり、獲物を取り逃がさないためにまぶたに体を目覚めさせるスイッチを得たのではないかということでした。
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