ここ10年で、大人の喘息の患者が2倍に増加しているという。長引く咳がなんと実は喘息だったということもあるようです。大人の喘息は放置しておくと命に関わることもあるので、早期発見、早期治療が必要なんだとか。あさイチでは、大人の喘息の最新の検査法や治療法などが紹介されていました。秋は喘息が起きやすいので注意が必要なだとか。
ある日突然、喘息になる
喘息というと子供の病気とかアレルギーが原因と思いがちですが、非アレルギー性の喘息もある。また、大人だからといって油断はできない。
ある女性は、風邪を引いては3ヶ月ほどの空咳に苦しむという症状があり、それを放置しておいたところ。あるとき寝ていて喘息の発作が起こり、救急病院へ搬送され一命を取りとめる。はじめて自分が喘息であることがわかる。
大人の喘息は、完全治癒がほとんど難しく、慢性化しやすいそうです。なので一度発病すると、薬を服用し続けなければならない。
また、喘息は肥満女性がかかりやすい事がわかっているという。年間2千人もの方がこの喘息の発作で亡くなっているという。
喘息の判断基準
喘息を早期に見つけることはかなり難しいという。風邪やその他の気管支炎との見分け方としては、次の4つの項目のどれかに当てはまれば喘息の可能性は高いそうです。
①たんが白い
②熱が出ていない
③夜間から早朝にかけて決まって咳が出る
④毎年決まったシーズンに出る
新しい喘息の検査法 呼気NO検査
今年から保険適用になった、喘息の新しい検査法があるという。呼気NO検査と呼ばれるもので、なんと検査時間は2分程度。
これは、息の中の一酸化窒素を計測することで、気道に炎症の度合いから喘息があるかどうかを判断する。一定の基準値をお超えると喘息の可能性が高まる。
どこで呼気NO検査を受けることができる?
現在、呼気NO検査ができる病院は、大学病院や総合病院など大きめな病院。小さなクリニックなどでこの検査を行えるところもあるようですが、やはり少ないので、市立病院や県立病院など大きな病院へ問い合わせてみるといいそうです。
患者自身が喘息と向き合う
一度喘息は発症と概ね一生薬などの治療が続く。また、発作がいつ起こるのか不安になることもある。そこで、とあるNPOでは熟練患者認定試験というのを実施して、喘息患者さんが自ら喘息を勉強し知識をつけることで、自分の病気をコントロールする力を身につけさせているところもあるそうです。
患者さん的には、喘息の知識が深まることで自信につながり、生活にも余裕が出てくるといったメリットがあるとか。
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