今でしょ講座ではアルツハイマー型認知症の原因はカビにあると紹介していました。なんでもこのカビの毒素から脳を守るためにアミロイドβが脳にたまるということがわかったそうです。詳しく教えてくれたのは健康長寿に詳しい白澤卓二先生でした。
カビがアルツハイマー型認知症の原因
アルツハイマー型認知症の世界的権威であるデール・ブレデセン博士は、認知症の原因を突き止めているときにカビが原因の一つではないかという仮説を立てていたそうです。
結果的に、この仮設は間違っていなかったそうです。
なぜカビが原因になるのか
アルツハイマー型認知症は脳にアミロイドβタンパク質が蓄積されることで様々な脳に弊害を与え神経細胞がダメになってしまう病気です。
つまりアミロイドβが脳にたまることで引き起こされます。
実は、このアミロイドβは40歳くらいから溜まり始めるということでした。
ただ、どうして脳にこのアミロイドβが蓄積するのか長年わかっていませんでした。
しかし最近の研究によりこのアミロイドβタンパク質がたまるメカニズムが解明されたとのこと。
その原因となるものがカビでした。
結論を言うと、カビや毒物から脳を守るためにアミロイドβが蓄積するということでした。
アミロイドβが脳を守る
人間は実は非常にカビやすい生物だという。つまり、カビにとって人間の体はすみつきやすい場所なわけです。
通常は免疫機能でカビは排除されます。しかし、カビやすい環境にいると鼻や口から大量に体に吸い込まれて、カビが肺などの臓器に住み着いてしまうことがあるそうです。
この体にすみついたカビはマイコトキシンという毒素を分泌します。
この毒素の一部が血液を伝って脳に行き攻撃することがあります。
この毒素から脳を守るためにアミロイドβタンパク質が脳内で分泌されるということがわかったとのこと。
この結果、持続的にカビによって脳が攻撃されるとアミロイドβというアルツハイマーの原因である物質も増えるということでした。
感想
浴槽などカビやすいところはカビ予防をしっかりとやっておいたほうが良いみたいですね。