モーニングショーでは、世界初、命を守るとろみボタン付き自動販売機を取り上げていました。このとろみボタン付きの自動販売機が設置されていたのはとある介護老人保健施設でした。今現在はこの自動販売機が設置されている台数は予定も含めて30台程で少ないですが今後は増やしていく予定とのこと。
とろみボタン付き自動販売機の必要性
そもそもなぜ、介護老人保健施設にとろみボタン付き自動販売機が設置されていたのでしょうか。そこには健康的な理由がありました。
それは、高齢者にとって誤嚥性肺炎は一番注意しなくてはならない疾患だからということでした。
実はとろみをつけることで誤嚥性肺炎を防ぐことができるとのこと。
とろみをつけることで気管に入りづらくなる
通常、食べ物や飲み物を飲み込んだときに、気管の蓋が閉まり飲食物は食道にいきます。
しかし、高齢になるとこの蓋が閉まらなかったり、タイミングがずれたりして飲食物が気管に入りやすくなるとのこと。
これがいわゆる誤嚥(ごえん)です。
流れるスピードの早いサラサラの液体ほど誤嚥を引き起こしやすいそうです。
飲み物にとろみを付けることで気管に入りにくくするわけです。
とろみは3段階
とろみの程度も3段階まで調節が可能とのこと。コーヒーや緑茶などにもとろみをつけることができるということでした。
2年後までに2万台
この自動販売機を製造開発している会社は、カップ式のとろみボタン付き自動販売機を2年後までに国内で2万台に増やしたいということでした。
医療や介護施設だけでなく入浴施設や空港にも設置していく予定とのこと。
また海外からも問い合わせがあるということでした。
感想
とろみがついているので体が温まりそうですね。
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