最新研究でわかった老化を遅らせるポリアミンという物質について取り上げていました。なんでもポリアミンが豊富な食材は大豆食品(納豆、豆腐)、きのこ類とのこと。これらの食材を取り入れることでポリアミン増やすことができるそうです。詳しく教えてくれたのは、日本の老化研究の第一人者で自治医科大学附属さいたま医療センターの教授の早田邦康先生でした。
老化を遅らせる物質ポリアミンを増やす方法
先生によると、体内のポリアミンを増やす方法は、ポリアミンを多く含む食材を摂ることにあるのではないかということでした。
ポリアミンを多く含む食材は豆類、特に大豆だということでした。
つまり豆腐や納豆などを食べるのがおすすめとのこと。
さらに、大豆の他にポリアミンが豊富な食材はきのこ類でした。
では大豆食品は1日どのくらいの量を食べればよいのか気になります。
納豆なら1日1から2パック
先生の実験では、成人男性50人に納豆を毎日1パックから2パック食べてもらったところポリアミンの量が増えていたことがわかったとのこと。
効果が出るためには数ヶ月から1年以上毎日食べる必要があるとのこと。
ポリアミンという物質が老化を遅らせる
世界最高峰の医学専門誌の一つ「ランセット」掲載された論文によるとある日本の医師が世界に先駆け老化を遅らせるメカニズムを解明したそうです。
その実験は合計140匹のマウスを70匹ずつを2組に分けて行い片方のグループは毛並みがよく若々しく元気になったのに対して、もう片方は毛が抜けて黒ずみ老けていたとのこと。
ちなみにこの二組のマウスは同じ誕生日の同い年ということでした。
早田先生の研究で老化の進行を抑える物質があるということがわかってきたとのこと。
この物質が老化の原因となっている炎症を抑え込んでくれるとのこと。
この老化を遅らせる物質はポリアミンと呼ばれているそうです。
先程のマウスの実験では、若々しいマウスには、マウスが成人してからこのポリアミンという物質を与え続けたそうです。その結果70匹いたマウスは42匹が生存していたとのこと。このときのマウスの年齢は(人間の年齢で80歳)。
老化の原因は細胞の炎症にもある
いったい老化の原因はどこにあるのでしょうか。
年を重ねると体内に細胞などの老廃物がたまります。すると、免疫細胞が老廃物となった細胞を敵とみなして攻撃。小さな炎症を起こします。
この小さな炎症こそが老化の原因だという。
ポリアミンは加齢によって減る
ポリアミンとは、微生物から人間まですべての生物に存在する物質で、これがないと生きていけないとのこと。
つまり、ポリアミンは誰にでもある体内物質。
人間の場合、ポリアミンの分泌量は赤ちゃんのときが最も多く歳を重ねるごとに減少すると考えられているとのこと。
感想
毎日納豆を食べている人は最強ですね。
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