たけしの家庭の医学では、血管の老化の原因に亜鉛不足があると紹介していました。亜鉛が不足すると舌に異常が起こり味の濃いものが好きになってしまうという。このため塩分のとり過ぎになり血圧が高くなり血管の老化を早めてしまうことに。亜鉛が不足を解消するちょい足し食材とは。
卵と粉チーズちょい足しで亜鉛不足解消
亜鉛不足が色々と問題になる中、番組では、2つの亜鉛ちょい足し食材を紹介していました。
その2つとは次のとおりでした。
- 卵
- 粉チーズ
卵の卵黄には亜鉛がたっぷりと含まれていて、100g(約5皿分)あたり4.8mgも含まれているという。普段の食事に卵を1個足す(目玉焼きでもOK)だけ亜鉛ちょい足しができるそうです。
二つ目のちょい足し食材は粉チーズ。亜鉛の豊富なチーズ類の中でも粉チーズに使われるパルメザンチーズは100gあたり7.3mgもの亜鉛が含まれているそうです。これを、パスタやサラダなどにちょい足しするだけ結構亜鉛の不足分を補うことができるとのこと。
亜鉛不足が血管を老化させる理由
血管の老化の原因のもう一つの原因は亜鉛不足。亜鉛が不足すると味覚に異常をきたすという。それは、亜鉛が不足することで舌にある味を感じる細胞(味蕾)が減少し、味の違いがわかりにくくなり、濃い味を好むようになるとのこと。
番組が行った筑前煮を食べてもらう街頭調査では24人中12人が通常の味付けよりも、濃く味付けされた方を選択していました。この調査からでも亜鉛不足による味覚異常の可能性が相当数いることが示唆された結果になっていました。
この味覚の異常こそ、血管の老化させる要因の一つだということでした。
知らず知らずのうちに、濃い味付けを好むようになり、塩分量が増加し高血圧を引い起こす危険性がより高くなるという。
塩水で亜鉛不足をチェックする方法
番組では、亜鉛不足による味覚異常がないかどうかかんたんに行う事ができるチェック法を紹介していました。
その方法は、コップ1杯(200ml)の水を用意して、そこに耳かき3杯分(0.08g)の塩を入れて溶かし、これを飲んでしょっぱいと感じたら正常で、何も感じなければ亜鉛不足による味覚異常の可能性があるとのこと。
亜鉛を摂取すれば味蕾はもとに戻る?
気になるのが、亜鉛を摂ることで、舌の味を感じる細胞である味蕾(みらい)は増えるのかどうかです。
東京慈恵会医科大学の柳澤裕之先生によると亜鉛を十分摂取すれば味蕾が増えて味覚ももとに戻るようになるとのこと。
亜鉛の1日の摂取量
ちなみに、1日の亜鉛の理想的な摂取量は10mg。日本人女性の平均は7.3mgと平均を下回っているそうです。
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