スッキリでは、軽度認知障害(MCI)から回復した女性を取り上げていました。このMCIは認知症の一歩手前の状態で、場合によっては認知症にならずに回復することができる段階でもあるとこと。番組ではこのMCIの状態から回復した女性の行っていた方法やMCIのチェック方法などを紹介していました。
軽度認知症害(MCI)のチェック方法と早期発見
記憶力や判断力が低下してしまう認知症。厚生労働省の調査によると2015年の65歳以上の認知症患者はおよそ525万人。年々増え続けると予測されているという。
認知症の権威、東京医科歯科大学の朝田隆先生によると、MCIとは、認知症ではないけれど正常ではない中間状態。MCIの別名は軽度認知症害といわれていてその数は全国で400万人いるとのこと。この内、半分の人が4年以内に認知症になると言われているという。
MCIが注目されている理由は、この段階で何らかの対策をすると認知症にならずにすむという方が少なからずいるからだということでした。
MCIの症状と早期発見
具体的にMCIはどんな症状が出るのか。実際にMCIと診断された女性のケースでは次のようなことがあったということでした。このような些細な日常の変化からMCIを早期に発見できたとのこと。
- 鍵を何度もかけ忘れる
- やかんを火にかけたまま
- もみじとイチョウを間違える
- ナイフとフォークを間違える
MCIのチェック方法
番組では次のMCIのチェック方法を紹介していました。次の項目のうち3つ以上当てはまると要注意とのこと。
- 何度も同じ話をしたり同じ質問を繰り返す
- 水を出しっぱなしにすることが増えた
- 気づいたら同じ商品を買っていた
- 「あれ」「これ」などを使って話すことが多い
- 外出することが減った
- 服装等身の回りのことにむとんちゃく担った
- 趣味を楽しめなくなった
- 家電製品の操作にまごつくようになった
- 会計するときに小銭を使わなくなった
- 今日の日付が出てこない
チェックはあくまで目安なので気になる方は病院を受診することをおすすめするとのこと。
軽度認知症害(MCI)から回復した女性の行っていた方法
80代の女性は3年ほど前に軽度認知症害と診断されました。この女性は認知機能のトレーニングを行いました。特に次の2つのことを行っていたとのこと。
- 運動をすること。運動をすることで脳に刺激を与え、活性化させます。
- 好奇心が旺盛であること。新しいことにチャレンジしたり、積極的に人とコミュニケーションを取るようにすること。
この女性は音楽療法を兼ねてウクレレを習ったとのこと。体全体でリズムをとったり、楽器の演奏、歌を歌ったりと行っていたそうです。
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