がん予防効果のある食材は、デザイナーフーズピラミッドという表を参考にすると効果的だということでした。この表の作成に共同研究で携わった大澤俊彦先生が、主治医が見つかる診療所で詳しく紹介していました。また、キャベツのイソチオシアネートががん予防効果あるということも教えてくれました。1日のキャベツ摂取量は150gだということでした。
デザイナーフーズピラミッド
デザイナーフーズピラミッドは、アメリカの国立がん研究所が、国家プロジェクトとしてガンの死亡率を下げるために植物のフィトケミカルの中にがん予防のヒントがないかを調べて作られたという、がん予防効果が期待される食品の一覧。最初は植物性食品によるがん予防計画という名前だったという。
90年にできてその10年後の2000年には、ガンの死亡率が下がり始めたという。このデザイナーフーズピラミッドの頂点に位置する食材ほどがん予防の信頼度が高いと言えるという個ことでした。
このデザイナーフーズプロジェクトに共同研究を依頼された日本人は、大澤俊彦農学博士。日本を代表する食と健康の権威。
先生によると、ある食品を食べた時と食べない時とに分けた時にどれくらいガンの発生率が違うかという研究がデザイナーフーズピラミッドの基になったという。
ピラミッドの頂点にある食材は、がん予防効果が強いというよりもどれだけ疫学的研究が行われたかという信頼度の高さだということでした。
デザイナーフーズピラミッド構成
ピラミッドの一番の頂点から第3段めまでは順に次のような食材(野菜・オレンジ)があります。
- 1群:にんにく、カンゾウ、キャベツ、セロリ、ショウガ、パースニップなど
- 2群:オレンジ、お茶、ターメリック、芽キャベツ、全粒小麦、レモン、グレープフルーツ、玄米、ブロッコリー、ナス、ピーマンなど
- 3群:バジル、タラゴン、ローズマリー、タイム、きゅうり、ジャガイモ、セージ、ハッカ、オレガノ、ベリーなど
大澤博士注目のがん予防食材 キャベツ
がん予防に身近な食材として大澤博士が注目しているのはキャベツだということでした。近年の研究によるとキャベツに含まれているイソチオシアネートという成分ががん細胞にピンポイントにはたらきかけて自滅させる働きがあるということでした。
1日のキャベツの摂取量は150gだということでした。2日に1度程度でもこのくらいの量は食べた方がベストだという。
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